レストランにある店員を呼ぶための呼び出しベルを知らない日本人は、まずいないでしょう。
日本では、多くのレストランで導入されており、ファミリーレストランだけでなく、一人当たり8,000円程度するレストランでも見かけたことがあります。
また、レストランや居酒屋によっては、タブレットで注文することも可能です。
この大変便利な呼び出しベルと注文用のタブレットですが、ドイツにはまったくありません!
今回は、呼び出しベルと注文用タブレットがないドイツのレストランについてご紹介します。
・ドイツのレストランに興味のある方
・近々ドイツに引っ越す予定の方、またはドイツへの引っ越しを検討中の方
・ドイツへの旅行を予定している方、または検討中の方
ドイツのレストランに、呼び出しベルはない!?
日本のレストランで導入されている呼び出しベルは大変便利です。
大声を出したり店員が近くを通り過ぎるのを待つことなく、用事があれば、静かに即座に店員を呼ぶことができます。
日本では見慣れた光景ではありますが、ドイツのレストランにはこの呼び出しベルが一切ありません!
筆者も、ドイツの様々な街でレストランに行きましたが、呼び出しベルを見かけたことは一度もありません。
デュッセルドルフの和食レストランにも無いよ!
では、ドイツのレストランで、客はどのようにして店員を呼ぶのでしょうか。
最も簡単な方法は、店員が自分の席の近くを通り過ぎた際に呼び止めることです。
例えば、自分の近くの席や自分よりもさらに奥の席に注文を取りに行って戻ってきたタイミングや、料理を運んで戻ってきたタイミングです。
料理で両手がふさがっている場合や、これから別の席のお会計を行おうとしているタイミングなど、呼びかけても店員にすぐに対応してもらえない場合もあります。
その場合は、その店員の他の用事が済むまで待つ必要がありますが、その後に自分の席に戻ってきてくれるでしょう。
ただし、忘れられてしまうこともありますので、その場合は再度店員を呼びましょう!
しかし、タイミングによっては、店員がまったく近くを通らないこともあるでしょう。
また、レストランの奥の席に座っている場合、店員が近くに来るタイミングことも必然的に少なくなります。
その場合は、一番近くに立っている店員に対して、目線で合図を送ってください!
運が良ければすぐに自分の目線に気が付いてくれますが、なかなか気が付いてくれない場合もあります。
5分以上気が付いてくれないこともあるのよね…。
それでも、大声を出して呼ぶのは厳禁です!
店員が気が付いてくれるのを根気強く待ちましょう。
もしかすると、特に気が付いてくれそうなタイミングで軽く手を挙げると、こちらの合図に気が付いてくれる可能性が上がるかもしれません。
もし、次の予定が迫っているなど急ぎの場合は、暇そうな店員を自分で呼びに行くのが良いと思います。
また、時間に余裕を持って、お会計のために店員を呼ぶことをおすすめします!
お会計を済ませたからといって、すぐに退店する必要はないよ!
このように、日本のレストランのように呼び出しベルがあればすぐに済むであろう店員を呼ぶという作業に、ドイツでは何分も時間を無駄にすることがあります。
日本の呼び出しベルがドイツに進出する日は、いつか来るのでしょうか。
ドイツのレストランに、タブレットはない!?
日本では、注文をするのに、時に店員を呼ぶ必要すらありません。
タブレットやタッチパネルが用意されているお店では、それを使用して注文することができます。
例えば、回転寿司チェーンのくら寿司や和食チェーンの大戸屋、さらには居酒屋チェーンの鳥貴族などで、タッチパネルを使って注文することが可能です。
店員に急かされることなく自分の好きなタイミングで注文できるうえ、頼んだ商品を後で見返したり合計金額を途中で確認することもできるため、非常に便利です。
例えば、大好物のまぐろの寿司を4皿など、ちょっと恥ずかしい注文でもタッチパネルからなら躊躇なくできるね(笑)
しかし、この注文用のタブレットやタッチパネルも、ドイツではまったく見かけたことがありません!
何か用事があれば、必ず店員とコミュニケーションを取る必要があります。
言語の壁などによりコミュニケーションを取るのに苦労する方はもちろんのこと、コミュニケーションに問題の無い方でも、なかなか気が付いてくれない店員を呼ぶという作業は面倒に感じるものです。
タブレット自体はドイツにもあり使いこなせる人も非常に多いため、ドイツのレストラン等で導入される日も近いのかもしれません。
まとめ
- ドイツのレストランには、呼び出しベルも注文用のタブレットも無い
- ドイツのレストランで店員を呼ぶ際は、大声を出すことは避け、近くを通ったタイミングで呼び止めたり、目線で合図を送ったりする
- ドイツのレストランでは、店員を呼ぶのに時間が掛かることがあるため、次の予定がある場合には、時間に余裕を持って早めに店員を呼んでお会計するよう努めるべき!
旅行の際には、現地の人とコミュニケーションを取るのも醍醐味の一つではあるのかもしれません。
しかし、こちらの合図に店員がなかなか気が付いてくれないと、客としてはイライラしてしまうこともあるものです。
日本のような呼び出しベルや注文用タブレットが、ドイツでも導入される日は来るのでしょうか。
これらに関連するビジネスを行っている日系企業の皆さん、ドイツに進出するチャンスですよ(笑)
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