日本でトイレットペーパーと言えば、厚めの紙が1枚のシングル、もしくは薄めの紙が2枚重なっているダブルのものが一般的ではないでしょうか。
関西ではシングルが人気であり、関東ではダブルのトイレットペーパーが人気だと聞いたことがあります。
もちろん、ドイツにもトイレットペーパーが普及していて各家庭で使われているのですが、日本とは事情が少しことなるようです。
今回は、ドイツのトイレットペーパー、そしてティッシュペーパーの事情についてご紹介したいと思います。
- ドイツのトイレットペーパーやティッシュペーパーに興味のある方
- ドイツの日常生活に興味のある方
- 近々ドイツで生活する予定のある方
ドイツのトイレットペーパーは、3重か4重が当たり前!?
日本とドイツのトイレットペーパーの違い、それは、日本ではシングルかダブルが一般的なのに対し、ドイツでは3重か4重のものが一般的だという点です!
ドイツでシングルやダブルのものは、筆者の記憶に残っている限りではいまだに見たことがありません。
スーパーマーケットのプライベートブランドのもの、つまり比較的安価なトイレットペーパーでも、3重もしくは4重のものしかありません。
パッケージにも、3重や4重であるとイラスト付きで描いてあります。
そして、実際にトイレットペーパー本体を見てみても、写真の通り3枚の紙がくっついていることが分かります。
確かに、3重や4重になっているトイレットペーパーの紙一枚一枚は薄く、日本のシングルのトイレットペーパーの紙よい薄いとは思いますが、ダブルの紙一枚より薄いとは感じません。
そのため、一回拭くのに日本のダブルのトイレットペーパーを30cm使用する人であれば、ドイツの3重や4重のトイレットペーパーを使う場合は20cmなど、もっと短くてよくなります。
シングルよりダブル、ダブルより3重と、層が増えるにつれて消費するトイレットペーパーの長さが減らないと、3重や4重のトイレットペーパーはすぐに1ロール使い切ることになってしまうよね!
使い心地ですが、特別良くもないですが、悪くもありません(笑)
もっと正確に言えば、日本のシングルやダブルのものと比較して、ドイツの3重や4重のトイレットペーパーの方が良いわけでも悪いわけでもありません。
層が多いゆえに、ゴワゴワしているのではないかと思う方もいるかもしれませんが、実際にはゴワゴワ感は日本のトイレットペーパーとほとんど変わりません。
むしろ、トイレットペーパーの質次第だと思います。
日本にも柔らかいプレミアムなトイレットペーパーがあるように、ドイツにも柔らかいトイレットペーパーがあります。
お値段は張りますが、その分肌に触れた時の感触も良くなります。
また、ドイツのトイレットペーパーの方が厚いため、元から入っている切り取り線(ミシン目)のところできちんと切り取ることができます。
確かに、日本のトイレットペーパーの場合、切り取り線があっても、それ以外の場所で破れて切れてしまうことも多いよね。
その一方で、ドイツの厚いトイレットペーパーの場合、切り取り線以外の場所で切ろうとしてもそこでは簡単には切れなくて、結局切り取り線のところで切れてしまうことが多いよ!
それは助かるわ!
日本のトイレットペーパーでよくあるみたいに、変なところで切れてしまって先端部分の切り口の見た目が汚くなってしまうということは、ドイツではあまり起こらないのね!
厚くてかみ心地の良くないドイツのティッシュペーパー
ドイツのトイレットペーパーが日本のものより厚いという話をしてきましたが、ドイツのティッシュペーパーも分厚いです!
トイレットペーパーと同じく紙の層が多く、4重になっているものが一般的です。
日本と同じく、ボックスタイプのものとポケットタイプのものがありますが、どちらも4重です!
日本のティッシュペーパーは2重のものが一般的ですよね。
筆者の家にあるドイツのティッシュペーパーの紙一枚一枚をはがして層を確かめてみましたが、写真の通りやはり4重になっていました。
層が多いからと言って、紙一枚一枚が日本のものより薄いわけではないので、4重になったものは単純に厚く、かなりしっかりとしています。
4重にもなっているドイツのティッシュペーパーは、ゴワゴワ感が非常に強く、肌に触れた時の感触はあまり良いとは言えません。
特に、花粉症や風邪の時に何回も鼻をかむ必要がある場合、鼻が痛くなりやすいです。
テーブルにこぼした液体を拭くのには良いのかもしれませんが…。
また、一箱に60枚から100枚しか入っていないこともあり、日本人からするとなんだかちょっともったいない気もします。
ドイツのティッシュペーパーは、ゴワゴワ感が強く、そしてトイレットペーパーと同じく4重になっているので、正直トイレットペーパーを使って鼻をかんでも、ティッシュペーパーを使った場合との違いはほぼありません(笑)
むしろ、トイレットペーパーの方が、切り取り線が入っていてより小さいサイズで使うことができるので、鼻をかむには適しているとさえ思ってしまいます!
まとめ
- ドイツのトイレットペーパーは3重か4重が一般的!
- ドイツのティッシュペーパーも4重が一般的!
- ドイツのトイレットペーパーは使い心地が悪くないが、ティッシュペーパーはあまり良くない
- ドイツのトイレットペーパーとティッシュペーパーは、肌に触れた時の感触がほぼ同じなため、トイレットペーパーを使って鼻をかむという方法もある
筆者の場合、ドイツのトイレットペーパーにはすぐに慣れましたが、ティッシュペーパーにはなかなか慣れません。
少なくとも筆者にとっては、ティッシュペーパーを使うメリットがあまりないため、ドイツでティッシュペーパーを使う機会は日本と比べてかなり少ないです。
(トイレットペーパー1ロールを外出時に持って行くのは、さすがに気が引けますが(笑))
日本やドイツ以外の国で、トイレットペーパーやティッシュペーパーが何重になっているのかも気になりますね!
コメント