今回は、デュッセルドルフ市内の日本食料品店である大洋食品さん(以下、敬称略)をご紹介したいと思います。
大洋食品も、以前ご紹介した日本食料品店の松竹と同じく、デュッセルドルフ中央駅からほど近いImmermannstraße(インマーマン通り)沿いに店舗があります。
以前の松竹の記事も、ぜひご覧ください!
大洋食品は、韓国などの食料品を松竹よりも多く扱っているものの、中心はやはり日本の食料品です。
筆者が思う、日本食料品を扱う他のお店(松竹やHanaro Marktなど)と比較した場合の大洋食品の魅力が4つありますので、今回はそちらをご紹介します。
・これからドイツ、特にデュッセルドルフまたはその周辺エリアで暮らす予定のある方
・デュッセルドルフを訪れる予定のある方
・和食や日本の食材が大好きな方
・ドイツの和食事情に興味のある方
・ドイツのスーパーマーケットに興味のある方
・ドイツで日本のお菓子が恋しくなった方
日本のお菓子と言えば大洋食品
大洋食品について特筆すべき事項1つめは、扱っている日本のお菓子の種類が大変豊富なことです。
他の日本の食料品を扱うお店と比べて、2~3倍ぐらいの種類のお菓子がこちらでは販売されています!
定番である抹茶味のお菓子(抹茶味のキットカットやポッキーなど)はもちろんのこと、コアラのマーチやパイの実などの子供の頃によく食べたであろうお菓子も数多く販売されています。
キットカットは、抹茶味だけでなく、イチゴ味やミルクティー味など5種類ぐらいの味が常時販売されています。
せんべいも種類が非常に豊富です。
柿の種一つをとっても、普通のものだけでなく梅しそ味やわさび味など種類が複数あります。
また、揚げせんや塩味のせんべいだけに限定しても種類が多くあり、自分の好みのものや自分が懐かしいと思うものが見つかることでしょう。
そういえば、大洋食品では駄菓子も売っていたよ!
他のお店ではあまりないんだよね!
そうなんだ!
特に小さい子供がいる家庭には嬉しいよね!
みんな大好きなうまい棒も一本売りされているんだけど…
…だけど?
1本0.6ユーロ(=100円ぐらい)だった(笑)
それは、子供のお小遣いでは厳しいし、日本での値段を知っている人にとっては、なかなか手が出しづらい値段だね…。
「遠足のお菓子は300円まで」だと、うまい棒3本しか買えないじゃない(笑)
確かに(笑)
まあ、日本から輸入したもので輸送費や関税などが掛かっているから、割高になってしまうのは仕方ないよね。
このように、ドイツで販売されている日本のお菓子は、大洋食品に限らず、そしてうまい棒に限らず値段が非常に高いです。
うまい棒はかなり極端な気がしますが、他のお菓子も、日本の3~5倍の値段で販売されているのは当たり前です。
しかし、日本から遠く離れたドイツで、日本のお菓子を食べたい時に選択肢があること自体が本当に素晴らしいですし、相手に限らず、ちょっとした手土産を渡したい時にも大変便利です。
また、日本のアイスも、他店でも定番のあずきバーだけでなく、モナ王や雪見だいふく、爽、Ghanaなども販売されています。
(値段は…、Ghana6本入り1箱が8.6ユーロ(=約1,400円)なので、筆者は購入したことがありません…(笑))
さらに、入り口近くの冷蔵庫内で、各種大福や鯛焼き、おはぎなども売られています。
筆者は、以前大福を買って食べてみましたが、ドイツでよく販売されている「mochi」とかいう名前のなんちゃって大福と違って、とても美味しかったです!
週替わりのお買い得商品は要チェック!
大洋食品の2つめの特徴は、週替わりのお買い得品があることです。
他の日本食料品を扱うお店ではあまり実施していないようですが、大洋食品では、日本のスーパーマーケットのようにお買い得品や広告の品が店頭で販売されています。
日本人にとって重要なみりんや料理酒、キューピーのマヨネーズ、カレールー、インスタント味噌汁などが普段よりも安く売っていたりと、和食を頻繁に作りたい人にとって大変嬉しいサービスです!
ただし、賞味期限間近のものがお買い得品として販売されていることも多くあるので、賞味期限を購入前に確認することをおすすめします。
まあ、少しぐらい過ぎてしまっても、気にせず使用する人が多いかと思いますが…。
筆者も、この前、賞味期限まで残り1か月のあおさ入りインスタントみそ汁8人前を、1ユーロで買ってきました!
これぐらいの値段だと、みそ汁をしばらく飲まなくても恋しくならない筆者のような人でも気軽に買ってみようと思ってしまいます。
また、日本の豆腐も、普段3ユーロ強のものが1.8ユーロで安売りされていたので、10丁まとめ買いしました(笑)
日本のパンも買えるスーパーマーケット
大洋食品の3つめの特徴は、日本のパンが販売されていることです。
これは、日本から輸入した山崎製パンなどのパンが販売されているということではなく、ドイツで作られた日本式のパンが販売されているということです。
Bakery My Heartというデュッセルドルフにある日本式のパン屋が作った様々なパンが、パートナーショップの1つである大洋食品で販売されています。
(2022年5月までは、デュッセルドルフ市内に直営店を営業していたようですが、閉店し、現在は複数あるパートナーショップでのみ販売しているようです。)
種類も大変豊富で、メロンパン、あんぱん、コロネは、それぞれ3種類ずつぐらい販売されています。
栗あん入りのあんぱんも見かけました!
また、食パンやバターロール、焼きそばパンも販売されている他、日本らしい三角形のサンドイッチも売られています。
ドイツのパンとは違い、日本で定番の柔らかくてふわふわとした甘みのあるものが販売されています。
正直、ドイツ人をはじめ、ヨーロッパ出身の人は、日本のパンがいまいちだと評価することも多いです。
日本のパンはドイツのパンとは異なる点も多く、総菜パンや菓子パンのように、具材を中に入れたりトッピングしたものが多くあり、パン自体に綿のような柔らかさと甘みがあるのが特徴です。
しかし、ドイツ人がなんと言おうと、「やっぱり、日本のパンが好き!」、「ドイツのパンは口に合わない!」という日本人も多いのではないでしょうか。
そういう場合に、ドイツでも日本のパンを買える環境があることは、大変嬉しい限りです。
あなたの探している日本製の雑貨もここに!?
大洋食品の4つめの特徴は、多種多様な日本の雑貨を販売している点です。
これも他店との大きな違いです。
お菓子売り場の奥に様々なキッチン用品が所狭しと売られていて、和食器も少し売られています。
サランラップなどは例えば松竹でも販売されていますが、大洋食品にはより多くのキッチン用品があり、筆者もお弁当用のおかずカップを購入して使っています。
また、文房具や千代紙、けん玉、招き猫など、ちょっとした雑貨や玩具も種類豊富に販売されています。
ピカチュウ柄の弁当箱もありました!
食料品の近くで様々な雑貨も販売されているのは、日本の大手スーパーマーケットでよく見かける光景ではないでしょうか。
筆者も、この雑貨売り場を見た時、日本のスーパーマーケットを思い出し感動しました!
大洋食品のその他の特徴
このように、大洋食品には4つの大きな特徴があり、同じく日本食料品を豊富に扱う松竹やHanaro Marktとの違いが多くあります。
特に、お菓子やパン、雑貨などを買いたい場合には、大洋食品が便利です。
その一方で、野菜や魚介類に関しては、種類が少なめです。
しかし、日本でよく食べられている品種のかぼちゃやゆずがあったりと、他店(特に松竹以外のお店)では見かけない野菜や果物も若干あります。
ちなみに、2023年12月末に確認したら、ゆずは1個6.7ユーロ(=約1,080円)だったよ!
ひえぇ~!
それはなかなか買えないわ…。
いつか懐石料理を自分で作ることがあれば、もしかしたら買ってみるかもしれないけど…(笑)
また、筍、紫蘇、しいたけ、もやしなども販売されており、これらは他店では見つけにくい野菜だと思います。
ゴボウは、販売している時としていない時があるようですが、もしあれば常時ゴボウを扱っている松竹よりもお手頃な価格で売っているので、ラッキーです!
2024年4月中旬に購入した際は、1kgあたり7.5ユーロ(=約1,230円)でした。
刺身は、マグロやサーモンなどが冷蔵で販売されていますが、それ以外の魚介類については、冷凍の物が大半で種類も多くありません。
(2024年3月に確認した時には、もう1種類ぐらい白身魚の刺身が冷蔵で販売されていました。)
ただし、12月中旬にはズワイガニの爪が売られているのを見かけました。
お正月用に、季節限定で販売していたのかもしれません。
年末には、他にも、紅白なますやかまぼこ(赤、白)なども店頭で販売されていましたよ!
まとめ
- 日本のお菓子は大洋食品が強い!
- 店頭で、週替わりのお買い得商品が販売されている
- 様々な日本のパンが販売されている
- 食料品だけでなく、雑貨も数多く扱っている
- 野菜や魚介類は、種類が少なめ
大洋食品は、同じく日本食料品店である松竹から非常に近いため、両方のお店を使い分けている日本人がかなり多いようです。
特にお菓子など大洋食品にしかない商品も多くありますので、日本で生活していた頃のお気に入りの商品を探しに、大洋食品に足を運んでみてください!
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