皆さんは、海外生活や海外旅行をするにあたって、日本から何を持って行きましたか?
もしくは、今からドイツで1年間住むとしたら、日本からドイツに何を持って行きますか?
特に、今まで住んだことのない国に長期間滞在するとなると、何が現地で調達できるのか、そして何が高いのか安いのかなどわからないことも多いですよね。
筆者も、2014年に初めてドイツで1年間生活した際は、日本から本当に色々と持って行きました。
そして、ドイツでしばらく生活すると、またドイツで何度か生活すると、本当に持ってくるべきものと持ってくる必要のないものがある程度はっきりしてくるものです。
そこで今回は、日本からドイツに3回引っ越したことのある筆者が、日本からドイツに持ってきて良かった物を3つご紹介します!
日本の調味料やお菓子などの食品は挙げ出したらきりがないので、今回は食品以外に絞ってご紹介します。
- 近々ドイツへ引っ越す予定のある方
- ドイツでの長期滞在を検討中の方
- ドイツでの生活に興味のある方
卵焼き器:国際交流にも大活躍!
日本から持ってきて良かったもの1つめは、卵焼き器、つまり卵焼き用のフライパンです!
卵焼き器は、ホームセンターやスーパーマーケットに加えて、ネット通販でも簡単に入手できると思います。
安いものだと1,000円ぐらいで販売されています。
2,500円も出せば、卵がくっつきづらい質の良いものが買えるよね!
卵焼き器は、最近は、例えばドイツAmazonでも売られているため、一応ドイツで購入することもできます。
しかし、日本の2.5~3倍程度の値段で販売されていて、質も謎です。
そのため、若干かさばりますが、日本から質の良いものを持って行くことをおすすめします。
では、なぜ卵焼き器を持って行くことをおすすめするのかというと、それは2つの点で便利だからです。
まず、卵焼きを作る時だけでなく、ソーセージや目玉焼きをちょっと焼きたい時など、少量の調理に便利なサイズである点です。
1人暮らしの人はもちろんのこと、ドイツでお弁当を作りたい時にも活躍します。
そして、サイズが小さいため、コンパクトに収納できて、洗う時も楽であり、またドイツに持って行くのも比較的容易です。
普通のフライパンと違ってスーツケースやリュックサック等にも収まりやすく、重量も500g前後のものが多いかと思います。
この卵焼き器は、国際交流の際にも大活躍します!
例えば、現地でドイツ人など日本人でない友人ができた場合、自宅に招いて和食を一緒に作ったりしたくなる可能性もあるでしょう。
もちろん、カフェなどで会って話して交流することもできますが、一緒に料理をしながらお互いの文化に触れつつ交流するのも大変おすすめです!
料理をしながらの国際交流だと、共通の話題を無理に見つけ出そうとする必要もあまりないよ!
卵焼きであれば、コストもあまり掛からず、材料も現地で調達することができます。
(だしの素をドイツで見つけるのは若干難易度が高くなりますが、アジア食料品店や日本食料品店の他、Amazonなどでも販売されています。最悪、だしの素無しで作るという方法もあるでしょう。)
そして、卵焼きを一緒に作ることで、カフェで会って話すのとは一味違った交流の仕方ができ、相手にとっても記憶に残る良い思い出になるでしょう。
ドイツでも和食のお店で卵焼きもしくは出汁巻き卵を提供していることがありますが、驚くほど値段が高いので、それこそ自宅で作りたいものです。
出汁巻き卵6切れで、10ユーロぐらい(約1,600円)することもあるよ!!
ただし、卵焼き器を購入する際は、1点注意が必要です!
卵焼き器には、ガス火のみに対応しているものと、IHクッキングヒーターでも使用できるものがあります。
引っ越し先にあるコンロが、ガスコンロであると既にわかっている場合には、ガス火のみ対応の卵焼き器を持って行くのでも構いません。
ただし、可能であれば、IHクッキングヒーターにも対応しているものを持って行くことをおすすめします!
引っ越し先のコンロのタイプが事前にわかっていない場合はもちろんのこと、ドイツ国内でいつか引っ越す可能性が考えられる場合は、念のためIHにも対応したものを持って行くと安心です。
また、ドイツで友人ができて、友人宅で卵焼き器を使用しようと思ったら、友人宅はガスコンロでないからガス火専用の卵焼き器が使用できなかったという悲しい事態も回避することができます。
IH対応の卵焼き器の方が、ガス火専用のものよりも値段が高いことが一般的であるものの、値段の差はそこまで大きくないかと思います。
日本からせっかく持って行ったのに、コンロのタイプに合わなくて使えず、ドイツで買い直すことになってしまったら悔しいよね…。
日本から持ってきた卵焼き器がもったいないし、ドイツで日本の何倍ものお金を払って新しいものを購入するのはなかなか気が進まないよね…。
だから、迷ったらIHにも対応している卵焼き器をドイツに持って行くのがおすすめだよ!
風邪薬:体調が悪い時にドイツ語に悩まされたくない!
日本からドイツに持ってきて良かったもの2つめは、風邪薬です。
これは、ドイツより日本の薬の方が良いという意味や、日本人には日本の薬の方が絶対に合っているという意味ではありません。
言語の問題です!
もちろん、ドイツでも薬局で風邪薬を購入することができます。
しかし、体調が悪い時に、薬局に行って母語でないドイツ語で症状を説明したり、ドイツ語で用法等の説明を聞いたりするのは、ドイツ語がある程度得意な方でもつらいものです。
体調が悪くて頭がうまく回らない状況で、難しい医療用語を使って母語でない言語で会話をするのは本当に大変そう…。
日本同様、医者に診てもらって処方箋をもらうという方法もありますが、ドイツで医者にかかるのが初めての場合、家庭医を探したり、予約をしたりと非常に手間がかかります。
そのうえ、医者に対しては、結局ドイツ語(もしくは英語)でコミュニケーションを取る必要があります。
そのような勝手の分からない作業を体調の悪い時にこなすのは、大変しんどいものです。
そのため、突然の風邪の際にすぐに服用できる総合感冒薬、特に自分が服用したことがあるものを日本からある程度持ってきておくと、いざという時に便利です。
ただし、薬にも使用期限があるので、むやみにたくさん持ってくることはおすすめしません。
薬は、日本からドイツに郵便で送ることができないので、自分と一緒に飛行機で持ってくる必要があります。
ピンチハンガー:かさばるけどやっぱり便利!
ハンガーにたくさんの洗濯ばさみが等間隔にくっついているピンチハンガーは、日本では老若男女問わず非常に多くの家庭で使われています。
一人暮らしの人にとっても、子供がいる人にとっても便利な商品で、特に靴下のような小さなものや飛びやすいものを干す際に大活躍します。
ホームセンターやスーパーマーケットだけでなく、薬局などでも販売されています。
大小様々なものがあり、洗濯ばさみの個数や間隔も商品によって異なります。
最近は、洗濯ばさみ同士が絡まない便利なものもあるよね!
そんな日本人にとっての必需品であるピンチハンガーですが、ドイツでは基本手に入りません!
洗濯ばさみはドイツにもあるのですが、ピンチハンガーはホームセンターやドイツのAmazon等で探しても簡単には見つかりません。
ドイツでは、多くの家庭でWäscheständer(=物干しスタンド、もしくは物干しラック)と呼ばれるものに服をかけて室内で干すのが一般的です。
ベランダやバルコニーなど屋外で干す場合も、この物干しスタンドを使います。
日本のように物干し竿にピンチハンガーを吊るして服を乾かすのは、ドイツでは一般的ではありません。
物干しスタンドで干す場合、内側に干したものが渇きづらいという問題があります。
そして、靴下のように小さく短いものは、物干しスタンドに架けるというより置くという感じになるので、外に干す際は、洗濯ばさみで止めない限り風で簡単に飛んでいってしまいます!
スペースを節約するため、そして風に飛ばされないようにするためにピンチハンガーは大変便利なのですが、ドイツでは販売されているのを見たことがありません。
そのため、ドイツに長期滞在予定で、万が一スーツケースや手荷物等のスペースに余裕があるのであれば、小さいものを一つ持って行くと大活躍すると思います!
ピンチハンガーはあまり重くないから、国際郵便で送るという方法もあるよ!
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