ミュンヘンから日帰りで行ける人気観光地「フュッセン(Füssen)」は、ノイシュヴァンシュタイン城の玄関口として知られるロマンティック街道の終着地です。
しかし、フュッセンの魅力はお城だけではありません。
カラフルな旧市街、歴史ある修道院、美しいアルプスの自然、そして迫力ある滝など、街歩きだけでも十分楽しめる観光スポットが数多く存在します。
この記事では、ミュンヘンからの日帰り旅行を計画している方に向けて、フュッセンの見どころ・おすすめ観光スポット・散策ルートのヒントを実体験をもとに紹介します。
・フュッセンもしくはミュンヘンへの旅行を計画中の方
・ミュンヘンからの日帰り旅行を検討している方
・ドイツの観光スポットに興味のある方
ミュンヘンからフュッセンへのアクセス
ミュンヘンからフュッセンは、日帰り旅行が可能な距離にあります。
近くにあるSchloss Neuschwanstein(ノイシュバンシュタイン城)およびSchloss Hohenschwangau(ホーエンシュヴァンガウ城)と併せてフュッセン市内を探索するのも、非常におすすめです。
列車でアクセスする場合、München Hbf(ミュンヘン中央駅)からFüssen駅(フュッセン駅)までは、2時間から2時間半程度です。
ドイツ鉄道(DB)が運行する特急列車であるRegional Express(RE)を利用するのが、公共交通機関を利用する場合の最も一般的なアクセス方法です。
場合によっては、Buchloe駅もしくはKaufbeuren駅で一度乗り換えが必要になります。
Deutschlandticketを持っている場合は、特急列車(REやRB)であれば追加料金なしで移動可能です。
※ただし、ICEやIC、ECは対象外なので注意が必要です。
また、ミュンヘンやニュルンベルクからの場合はバイエルン州内の移動となるため、Bayern-Ticketを利用するのも選択肢のひとつです。
複数人でBayern-Ticketをシェアすれば、より交通費を抑えられます。
フュッセン駅から旧市街までは徒歩約5分で到着します。
しかし、例えばLechfall(レッヒ滝)やWalderlebniszentrum Ziegelwies(森の冒険センター ツィーゲルヴィース)は旧市街からやや離れているため、バスでの移動を検討すると良いでしょう。
また、ノイシュバンシュタイン城やホーエンシュヴァンガウ城までは片道5km程度離れているため、バスなどの利用をおすすめします。

フュッセン旧市街|カラフルな街並みを楽しむ散策スポット
フュッセン観光の中心となるのが旧市街エリアです。
主要観光スポットが徒歩圏内にまとまっているため、初めて訪れる方でも半日〜1日で効率よく観光できます。
カラフルな建物が並ぶ石畳の街並みが広がり、歩くだけでまるで中世にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

石畳の路地を歩けば、色とりどりの建物やかわいらしいカフェが並び、どこを切り取っても絵になる風景。
Lech川(レッヒ川)沿いを歩くと、川や山の緑と旧市街の建物の鮮やかな色が美しいコントラストを描き、写真映えも抜群です。

また、Stadtbrunnenと呼ばれる噴水の周辺には、歴史ある建物が数多く立ち並び、その中には商店やレストラン、カフェなどが入っています。

さらに、旧市街にある建物の中には、だまし絵が壁面に描かれたものもあります。
このように、フュッセン旧市街には、SNSでも話題になるようなフォトジェニックな街並みが広がり、写真スポットとしても人気です。
フュッセンならではの優雅な雰囲気を楽しみながら、気の向くままに街歩きを満喫しましょう!

Hohes Schloss(ホーエス城)|だまし絵が美しいフュッセンの象徴的観光地
旧市街を見下ろす丘の上にそびえるのが、フュッセン観光で必ず訪れたい人気観光スポットのひとつであるHohes Schloss(ホーエス城)です。
この城は、かつてアウクスブルクの司教たちの夏の宮殿として使われていました。

外観の特徴は、壁に描かれた「Illusionsmalerei(だまし絵)」の装飾。
窓や柱の絵が立体的に見える工夫が施されており、思わず本物と見間違えるほど精巧です。

城内には、バイエルン州立美術館の分館があり、ルネサンスやゴシック時代の宗教画や彫刻が展示されています。
城内見学は約30〜60分ほどで回れるため、旧市街散策と組み合わせて訪れるのがおすすめです。
また、塔に登ることもでき、そこからの眺めは絶景。
アルプスの山々や旧市街が一望できるので、ぜひカメラを持って訪れてみてください。

Benediktinerkloster St. Mang(ザンクト・マンク修道院 )|フュッセンの歴史を伝える修道院と博物館
フュッセンの歴史を語る上で欠かせないのが、Benediktinerkloster St. Mang(ザンクト・マンク修道院)です。
この修道院は、フュッセンの歴史や文化を深く知りたい方には、特におすすめの観光スポットです。

8世紀に設立され、現在の建物は18世紀にバロック様式で建て直されたもの。
内部は豪華なフレスコ画や彫刻が施されており、まるで美術館のような美しさを誇ります。


特に見どころとされているのが、「死の舞踏(Totentanz)」という壁画。
14世紀のペスト流行を背景に、人間が死とともに踊る様子が描かれており、当時の人々の死生観を垣間見ることができます。

この壁画は、修道院内に併設されているMuseum der Stadt Füssen(フュッセン博物館)で見ることができます。
博物館の見学時間は約45分〜1時間が目安で、館内では、フュッセンの街の成り立ちや文化を深く知ることができます。
Heilig-Geist-Spitalkirche(聖霊病院教会)|ロココ装飾が美しい小さな教会
フュッセン旧市街の中心に佇むHeilig-Geist-Spitalkirche(聖霊病院教会)は、その鮮やかなファサードがひときわ目を引く小さな宝石のような存在です。

18世紀のロココ様式で建てられたこの教会は、繊細な装飾と色彩豊かなフレスコ画が印象的。


外観の愛らしさに惹かれて中へ足を踏み入れると、静かで厳かな空間が広がります。
入場無料で見学できるため、フュッセンの穴場観光スポットとしても知られています。
賑やかな街歩きの途中に、ほっと一息つける心のオアシスです。
Franziskanerkloster(フランシスコ会修道院)|静寂に包まれる絶景散策スポット
レッヒ川のほとりに静かに佇むFranziskanerkloster(フランシスコ会修道院)は、13世紀まで時代を遡ることのできる歴史ある修道院で、フュッセンの精神的な拠り所でもあります。
落ち着いた雰囲気の中庭やバロック様式の教会は、今でも祈りの場として人々に大切にされています。

観光客が比較的少なく、静かに散策したい方や穴場スポットを探している方にぴったりです。
訪れると、時間がゆっくりと流れているかのような穏やかさに包まれ、まるで別世界にいるような感覚になります。

修道院の裏手からは、美しい山並みと街を一望できる絶景スポットもあり、アルプスをも間近に感じることができます。

Lechfall(レッヒ滝)|徒歩でも行けるフュッセン屈指の自然観光スポット
フュッセンの自然を感じるなら、街の外れにあるLechfall(レッヒ滝)は外せません。
このレッヒ滝は、フュッセン旧市街から徒歩約15分でアクセスできる自然スポットです。

レッヒ川が流れ落ちる迫力満点の滝で、川のエメラルドグリーンの水が泡立ちながら流れる様子は、まさに絶景。
春から夏は水量が多く迫力があり、秋は紅葉とのコントラストも楽しめます。
滝のすぐ近くには、ルートヴィヒ2世の記念碑も建てられており、彼がこの場所を愛していたことが伺えます。

滝を見下ろす橋からの眺めも素晴らしく、特に晴れた日には水面がキラキラと輝いて、心地よい風を感じながらの散策が楽しめます。
自然のパワーを感じたい方にはぜひ立ち寄ってほしいスポットです。

Walderlebniszentrum Ziegelwies(森の冒険センター ツィーゲルヴィース)|子連れ旅行にもおすすめの森林体験施設
最後にご紹介するのは、フュッセンのすぐ南、オーストリアとの国境近くにあるWalderlebniszentrum Ziegelwies(森の冒険センター ツィーゲルヴィース)。
ここでは、自然を満喫しながら学ぶことができる体験型の施設です。
特に、子連れやアクティブに自然を楽しみたい方におすすめの観光スポットです。

子供連れの家族には特におすすめで、Baumkronenwegという木々の間を歩く空中遊歩道や、川沿いを散策できるトレイルなど、自然の中で思い切り体を動かせるアクティビティがたくさん。
森の生態系や環境について学べる展示もあり、大人も楽しめる工夫が詰まっています。

ドイツとオーストリアをまたぐ散策路を歩くと、国境を越える体験もできるのがちょっとユニーク。
時間に余裕がある場合に、フュッセン観光の締めくくりとして、リフレッシュしながら自然を満喫するのに最適なスポットです。



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