ドイツ東部の都市、Leipzig(ライプツィヒ)は、音楽と歴史の街として世界中から旅行者を魅了しています。
ライプツィヒは「音楽の都」として知られています。
バッハやメンデルスゾーンゆかりの地であると同時に、バッハ音楽祭やゲヴァントハウス管弦楽団の本拠地としても知られています。
また、ゲーテ、ニーチェ、森鴎外などもライプツィヒ大学にゆかりがあり、文学・哲学の面でも重要な都市です。
さらに、東西ドイツ統一の象徴的な舞台にもなったこの街は、荘厳な教会や美しい建築、趣ある広場が点在しています。
今回は、芸術と歴史を肌で感じられる、ライプツィヒの主要観光スポットをご紹介します。
・ライプツィヒへの旅行を計画中の方
・ドイツに引っ越してきたばかりの方、またはドイツへの引っ越しを検討中の方
・ライプツィヒの観光スポットに興味のある方
Marktplatz(マルクト広場)
ライプツィヒ市の中心に位置するMarktplatz(マルクト広場)は、市の歴史と活気を象徴する場所です。

ここでは定期的にお店が立ち並び、そこに地元の人々や観光客が新鮮な食材や伝統的な工芸品を求めてやってきます。
広場を囲むように歴史的な建物が並び、特に中央にそびえるAltes Rathaus(旧市庁舎)は、その美しいルネサンス様式の外観で訪れる人々を魅了します。
クリスマスマーケットの時期には広場全体が華やかなイルミネーションに包まれ、冬のライプツィヒ観光のハイライトとなります。
巨大なクリスマスツリーやくるみ割り人形、クリスマスピラミッドなどが設置され、幻想的な雰囲気を演出します。
Mädler-Passage(メードラー・パッサージュ)
街歩きの途中にぜひ訪れたいのが、Mädler-Passage(メードラー・パッサージュ)です。
これは1912年から1914年にかけて建設されたショッピングアーケードで、アーチ型のガラス屋根と優雅な装飾が施された回廊は、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気を漂わせています。
高級ブティックやカフェ、ギャラリーが並び、買い物や休憩を楽しむのに最適です。

特に有名なのが、地下にあるAuerbachs Keller(アウエルバッハス・ケラー)という老舗レストランで、ゲーテの『ファウスト』にも登場する場所として知られています。
観光客だけでなく地元の人々にも親しまれており、Sächsischer Sauerbraten(ザクセン風ザワーブラーテン)やQuarkkäulchen(クヴァルクコイルヒェン)などの伝統的なザクセン料理を楽しめる場所でもあります。
このように、観光だけでなく文学的な背景や地元の料理を楽しめる点も、このパッサージュの大きな魅力です。
また、メードラー・パッサージュは、戦後の再建を経て現在もその美しい姿を保っており、ライプツィヒの「パッサージュ文化」の象徴的存在です。
Altes Rathaus / Stadtgeschichtliches Museum Leipzig(旧市庁舎/ライプツィヒ市歴史博物館)
Marktplatz(マルクト広場)の中央に堂々と建つAltes Rathaus(旧市庁舎)は、ライプツィヒを象徴する建物のひとつです。
1556年に建設されたルネサンス様式の建築で、その優雅な外壁と八角形の塔が訪れる人の目を引きます。

現在はStadtgeschichtliches Museum Leipzig(ライプツィヒ市歴史博物館)として利用され、市の発展を物語る展示が充実しています。
中世の交易都市としての役割から、音楽や印刷文化の中心地としての歴史、さらには近代における政治的な出来事まで、ライプツィヒの歩みを多角的に学ぶことができます。
展示品の中には古地図や絵画、家具、歴史的衣装などがあり、街の文化と生活を立体的に理解できる貴重なスポットとなっています。
Nikolaikirche Leipzig(ニコライ教会)
Nikolaikirche Leipzig(ニコライ教会)は、ライプツィヒで最も重要な歴史的建造物のひとつです。
12世紀に建てられたこの教会は、ゴシック様式とクラシシズムが融合した独特の内部装飾で知られています。
白と淡い緑を基調とした柱や天井の優美なデザインは、訪れる人に清らかな印象を与えます。
また、教会の内部には、建築家ヨハン・カール・フリードリヒ・ドレッセラーによるクラシシズム様式の柱(パルメット装飾)が並び、まるでヤシの森(というよりネギの森(笑))のような印象を与えてくれます。

さらにこの教会は、1989年に東ドイツ市民が民主化を求めた「月曜デモ」の出発点となり、ベルリンの壁崩壊や東西ドイツ統一の象徴的な舞台として世界的に有名です。
信仰の場であると同時に、自由と平和のシンボルとして人々に深い感動を与え続けています。
Thomaskirche(トーマス教会)
Thomaskirche(トーマス教会)は、音楽好きなら必ず訪れたいスポットです。
この教会は大作曲家ヨハン・ゼバスティアン・バッハが音楽監督を務め、今も彼の墓所があることで広く知られています。
ゴシック様式を基調とした建物は重厚な雰囲気を漂わせ、内部には壮大なパイプオルガンが設置され、定期的にコンサートが開かれています。

また、トーマス教会には800年以上の伝統を誇る少年合唱団「Thomanerchor Leipzig(トーマス教会少年合唱団)」があり、その清らかな歌声は訪れる人々を魅了します。
音楽史と宗教建築が融合したこの場所は、ライプツィヒ観光の中でも特に心に残る体験を与えてくれるでしょう。
教会の外にはバッハ像があり、記念撮影スポットとしても大変人気です。
また、隣接する「Bach-Museum Leipzig(バッハ記念博物館)」では、楽譜や楽器、バッハの生涯に関する展示が楽しめます。

Neues Rathaus Leipzig(新市庁舎)
Neues Rathaus Leipzig(新市庁舎)は、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設された壮大な建物で、現在も市の行政の中心として機能しています。
旧市庁舎から役割を引き継ぐ形で建てられたこの建物は、堂々とした塔や石造りの重厚な外観が特徴です。
その建築様式はネオルネサンス様式を基調とし、歴史的な雰囲気を残しながらも近代都市としての存在感を示しています。

内部には豪華な会議室やホールがあり、一般公開されている部分もあるため、内部見学も可能です。
また、高さ約114メートルの塔は市庁舎としては世界で最も高いと言われ、市内のシンボル的存在になっています。
街歩きの途中に、その迫力ある外観をぜひ間近で楽しみたい建物です。
Bundesverwaltungsgericht(連邦行政裁判所)
Bundesverwaltungsgericht(連邦行政裁判所)は、かつてドイツ帝国の最高裁判所(Reichsgericht)として建てられた壮麗な建物で、現在はドイツの行政裁判の最高機関が置かれています。

後期歴史主義を基調とした外観は荘厳で、特に大きなドームと彫刻が施された外壁が目を引きます。
内部見学ツアーでは、歴史的な法廷や装飾を見学でき、法と建築が融合した空間を体感できます。
Peterskirche Leipzig(ペータース教会)
Peterskirche Leipzig(ペータース教会)は、ライプツィヒで最も高い塔を誇る教会で、その高さから街のランドマークとして親しまれています。

19世紀末に完成したネオゴシック様式の建物は、尖塔が空に向かって伸びる優美な姿が特徴です。
内部は荘厳な雰囲気に包まれ、美しいステンドグラスが彩りを添えています。
静かな環境の中で祈りを捧げる人々の姿も印象的です。
教会は第二次世界大戦中に損傷を受けましたが、戦後に修復され、現在もその美しい姿を保っています。
また、教会ではコンサートや文化イベントも開催されており、宗教と芸術が融合する場としても機能しています。
Völkerschlachtdenkmal(民族大戦記念碑)
ライプツィヒを象徴する巨大建造物のひとつが、Völkerschlachtdenkmal(民族大戦記念碑)です。
これは1813年のライプツィヒの戦い(諸国民戦争)で、ナポレオン軍に対抗した連合軍の勝利を記念して1913年に建てられました。
高さ約91メートルの圧倒的なスケールを誇り、ヨーロッパ最大級の戦争記念碑とされています。
外観は重厚な石造りで、勇士の像や荘厳な彫刻が施され、その迫力に圧倒されます。

内部には巨大なホールがあり、壁を飾る彫像群は戦いと犠牲、そして平和への祈りを象徴しています。
地下には「記念館(Museum)」があり、戦いの歴史や記念碑の建設過程に関する展示が充実しています。
階段を登ると展望台に到達でき、ライプツィヒ市街を一望する絶景が広がります。
歴史の重みと圧巻のスケールを体感できる、この街を訪れるなら外せないスポットです。

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