日本からドイツに行く予定があるけど、ドイツで暮らす日本人へのお土産って何が良いのかな?
ドイツ人やヨーロッパ人の味の好みは日本人と違うだろうし…。どんなお土産が良いんだろう?
せっかく日本から持って行っても、相手が気に入ってくれなかったら残念だな…。
こういった疑問や悩みを持ったことはありませんか?
もちろん、ドイツで誰かに会う予定が特別あるわけではなく、単純に旅行目的でドイツを訪れるのであれば、日本からドイツに持って行くお土産に悩まされることはないでしょう。
しかし、例えば、普段ドイツに住んでいる人が日本に一時帰国する場合や、ドイツに住んでいる友人を日本から訪ねる場合は、お土産について考えることも多いのではないでしょうか。
筆者も、ドイツから日本に一時帰国する際には、お土産として誰に何を持って帰ろうかと考えます。
また、以前日本に住んでいた際に、日本からドイツに旅行して、現地でドイツやヨーロッパ出身の人に手土産を渡すということも何度も経験しました。
そこで、今回は、日本からドイツに持って行くと喜ばれるお土産について、渡す相手が日本人の場合とドイツ人(ヨーロッパ人)の場合に分けてまとめてみました。
・現在ドイツに住んでおり、ドイツに友人や知り合いがいる方
・現在日本に住んでおり、ドイツの友人や知り合いを訪ねる予定の方
・近々ドイツに引っ越す予定の方
お土産を渡す相手が日本人の場合
まずは、お土産を渡す相手が日本人の場合です。
この場合は、相手の好き嫌いはさておき、渡したのにまったく喜ばれなかったという事態に陥る可能性は低いと思います。
ドイツで暮らす日本人は、日本の食料品や商品の貴重さを身に染みて感じながら普段の生活を送っています。
ドイツを含め、ヨーロッパにおいて日本産のものは総じて値段が非常に高く、日本の3~4倍程度することが一般的です。
また、買える食材や商品も限定されています。
特に、デュッセルドルフ以外の都市だと、手に入る日本の食料品や商品がだいぶ限定されるうえ、より高くなりがちだよ!
そのため、「渡す相手が日本人だから、デパートとかで売っているしっかりしたものを買わなきゃ」などと考える必要はありません!
もちろん、デパートで売っているようなお菓子や和食器などを渡せば、より高い確率で喜ばれることでしょう。
しかし、相手からお土産の内容を指定されていない限り、わざわざ見栄を張ったり、遠くのデパートまで出向いたりする必要はありません。
日本人に渡すと喜ばれるお土産:食品
ドイツに住んでいる日本人にお土産を渡す場合、スーパーマーケットで売っている調味料やお菓子でも、十分喜んでもらえます!
例えば、キューピーの胡麻ドレッシングやミツカンのポン酢、ハウス食品のカレールーのような調味料は、日本で生活している人にとってはスーパーで気軽に買えるものです。
しかし、ドイツでは1,000円以上してしまうことが多いので、買いたくても気軽に買えるものではありません。
日本の食料品が比較的安いデュッセルドルフでも、カレールー1箱は6ユーロ前後(=約1,000円)だよ!
また、例えば、明治のきのこの山・たけのこの里や、亀田製菓の柿の種も、日本のスーパーマーケットで簡単に買えるものですが、大変喜んでもらえることでしょう。
日本のお菓子は、デュッセルドルフやミュンヘンなど住んでいる都市によっては、日本食料品店やアジア食料品店で調達可能です。
しかし、ドイツでは、日本の3~4倍の値段で販売されているので、普段から日本のお菓子を購入しているという人は少ないのではないでしょうか。
お菓子は基本的に生活必需品ではなく、多くの人にとって調味料以上に購入の優先順位が低いため、もらったら嬉しいけど自分では買わないという人も多いと思います。
ちなみに、日本の食料品の値段が比較的安いデュッセルドルフでも、柿の種(小袋が6つ入ったタイプ)は1,000円弱します。
そのため、スーパーやコンビニで買った調味料やお菓子であっても、高級品を受け取ったかのように喜んでくれる人も多いと思います。
スーパーマーケットで買ったものであっても、便利で好きなものだったら、(冗談抜きで)デパートで買った高級品を受け取った時と同じぐらい喜んでしまうかも!
日本人に渡すと喜ばれるお土産:食品以外
食品以外で喜ばれる可能性が高いものは、例えばサランラップやクレラップです。
これは、ドイツで暮らす日本人が一時帰国した際に持ち帰る物の定番です!
ドイツにも似たような商品がスーパーマーケット等で販売されています。
しかし、刃が鋭くないのかラップが切れにくいのかわかりませんが、とにかくなかなか切れません!
いつも箱が壊れるのが先か使い切るのが先かの競争状態で、ハサミを使ってラップを切っている人も多くいます。
また、ドイツのラップは、電子レンジでの使用には基本的に対応していません…。
例えば、デュッセルドルフでは、日本食料品店にて日本のサランラップが販売されていますが、30cm × 50mのもの1箱で約1,250円もしてしまいます!
そのため、仕方なく現地の質の悪いサランラップを、苦労しながら使用している日本人も多いのではないかと思います。
それ以外にも、家庭によっては、弁当箱や箸、日本の雑誌なども喜ばれるかもしれません。
この前、デュッセルドルフにある日本の本屋で雑誌を買おうとしたら、日本で500円弱のものがそこでは2,200円ぐらいで売られて、買うのを諦めたよ…。
また、変わったものとしては、スーツケースの容量に余裕があるようなら、ピンチハンガーも喜ばれると思います!
洗濯ばさみがたくさんぶら下がったピンチハンガーは、日本ではニトリなどでも買うことができると思います。
しかし、ドイツにピンチハンガーは基本ないですし、日本からドイツへ引っ越す際は、荷物が多すぎて、そのようなかさばるものは持って来れないものです。
筆者も、ドイツで洗濯物を干す場所がいつもいっぱいで若干困っていたため、日本に一時帰国した際に、ニトリでピンチハンガーを買って持ってきました。
それ以来、我が家では大活躍しています!
相手に欲しいものを直接聞いてしまうのもあり!
相手が日本人の場合、一層のこと、その人に何が欲しいか直接聞いてしまうのも良いと思います!
それが、相手に最も喜んでもらえる方法かもしれません。
日本だと高価でなく近所のスーパーマーケットで売っているものであっても、ドイツに住んでいる日本人にとっては、目が輝くほど欲しいものがいくつかあるはずです。
また、都市によって購入できる日本の食料品や商品に差がありますし、高いけど買ってしまったから今は在庫があるというケースもあると思います。
そして、相手に直接聞いてしまえば、相手の好みと合致しないリスクを避けることもできます。
相手に直接聞く場合は、メーカー等にもこだわりがあるか確認することをおすすめするよ!
それ故に、相手に直接聞くという方法は、渡す側の負担を軽減するとともに、お互いの満足度を高めることができる最良の方法なのかもしれません。
お土産を渡す相手がドイツ人(ヨーロッパ人)の場合
次に、お土産を渡す相手がドイツ人もしくはヨーロッパ出身の人の場合です。
ドイツ人に渡すと喜ばれるお土産:食品
渡す相手がドイツ人やヨーロッパ人の場合は、日本の食品、それこそスーパーマーケットで売っているお菓子が一番良いのではないでしょうか。
もちろん、デパート等で売っている高級なお菓子でも問題はありません。
しかし、日本の味に慣れていないドイツ人は、渡したお土産を気に入ってくれない可能性が日本人以上に高いです。
また、せっかく質の高い高価なものを渡したのに、その価値をわかってもらえなかったというのもよくある話です。
それ故に、ドイツ人へのお土産として高いものを持って行くのはリスクが高く、あまりおすすめできません。
どこでも簡単に買える日本らしいお菓子と言えば、抹茶味のお菓子でしょう。
中でも抹茶味のキットカットは、日本土産の定番です。
キットカット自体は、もともとヨーロッパのものでドイツでも売られているので、ドイツ人もキットカットに抵抗感はありません。
しかし、抹茶味のキットカットはドイツでも入手が難しく、日本食料品店などで日本の数倍の値段を払って買うしかありません。
抹茶のキットカットは、ヨーロッパのお菓子と日本の味のコンビネーションという点で、日本の味を経験してもらうには良い一歩となる商品だと思います!
しかし、日本に何回か行ったことがある人や、日本人の友達が多い人が渡す相手の場合、ド定番の抹茶のキットカットは物珍しくないものである可能性があります。
「またこのお菓子か。違うお菓子も食べてみたいな。」と思われてしまう可能性があるので、若干注意が必要です。
そのような事態を避けるために、アルフォートの抹茶味や、抹茶のクッキーを持って行くという方法もあります。
また、果汁グミやポイフルなどのグミもウケが良いです!
ドイツはHaribo発祥の国なので、ドイツ人は日本のグミには興味がないだろうと筆者も思っていました。
しかし、果汁グミやポイフルをドイツ人に食べてもらったところ、予想以上に気に入ってもらえました!
また買ってきてとリクエストされたこともあります。
亀田製菓のハッピーターンもウケが非常に良いお菓子です。
あまじょっぱいパウダーが付いたせんべいですが、この「あまじょっぱい」という味がヨーロッパにはなかなかありません。
それ故に、ドイツ人やヨーロッパ人にとっては新しい味であるはずですが、予想以上にウケが良いです。
筆者は、これまでに10人以上のドイツ人にハッピーターンを食べてもらいましたが、まあまあという反応をした人が1人いたものの、他の人は皆気に入っていました。
ついでに、袋に描かれているキャラクターも気に入っていました(笑)。
ヨーロッパでは、お菓子のパッケージにキャラクターは基本描かれていません。
あとは、ハイチュウも気に入ってくれる可能性の高いお菓子だと思います。
筆者は、ハイチュウが、アメリカ人の間で評判が良いとの話を聞いたことがあります。
ドイツでは、ハイチュウはまったくと言っていいほど知られていません。
しかし、ドイツ人にとってもウケる味なようです。
筆者の知り合いのドイツ人数人が、日本旅行中にハイチュウを気に入って、お土産にも買ってきたと言っていました。
また、きのこの山・たけのこの里のような可愛らしくて美味しいお菓子も、お土産にピッタリだと思います。
日本のお菓子は、目でも舌でも楽しめるのが特徴だと思います。
ドイツでは、見た目が可愛くてなおかつ美味しいというお菓子がなかなかありません(笑)
もし、緑茶を飲むドイツ人に手土産を渡すのであれば、その人には日本で買った茶葉やティーバッグが良いかもしれません。
日本の茶葉やティーバッグは、ドイツの日本食料品店だけでなく、ドイツのAmazonなどでも購入できるのですが、値段が高いうえに質の高くないものが多いと言われています。
そのため、日本で買った抹茶などを渡すと、本物がもらえたと喜んでくれることでしょう。
また、相手がお酒好きであれば、日本酒や梅酒をお土産にするのも良いかもしれません。
ドイツ人に渡すと喜ばれるお土産:食品以外
食品以外の物であれば、日本の箸や爪切り、サランラップ・クレラップは喜ばれると思います。
爪切りとサランラップ・クレラップは意外に思う方も多いかと思いますが、どちらも日本製のものは質が大変高く、使い勝手がとても良いです。
また、ポケモン好きの人にはポケモンのグッズを渡すというのも良いアイデアでしょう。
同様に、特定のアニメや漫画が好きな人には、それに関連するグッズをあげても良いでしょう。
また、日本に住むドイツ出身の知人曰く、日本の絆創膏と日焼け止めクリームも、ドイツの物より良いらしいです。
日本の絆創膏は、粘着力が強くて、濡れてもはがれにくいらしいです。
そして、日本の日焼け止めクリームは、ドイツのものと違ってベトベトしておらず、サラサラとしていて良いとのことでした。
おまけ
最後に、おまけのアドバイスです!
もし、フリーズドライのみそ汁をヨーロッパの人にプレゼントするのであれば、これはみそ汁の素で、お湯を注いで飲むものだと説明してあげてください。
筆者の友人のスイス人も、筆者の友人の友人のドイツ人も、そのままボリボリと食べてしまったそうです(笑)
「しょっぱくて、とても喉が渇いた」と苦笑いしていました!
まとめ
- 渡す相手が日本人であってもドイツ人であっても、デパートなどで高級なものを買う必要は基本ない
- スーパーマーケットやコンビニ等で購入できる日本のお菓子は、日本のお土産に最適!
- 渡す相手が日本人の場合、日本で買える調味料なども喜ばれる可能性が高い
- サランラップやクレラップの他、日本の雑誌やピンチハンガーも日本人へのお土産に最適!
- 特に渡す相手が日本人の場合、相手に直接欲しいものを聞くのもあり!
以上、ドイツに日本のお土産を持って行く際の参考情報を書きましたが、あくまで筆者の経験と考えに基づくものです。
ドイツ人の味覚や好みも様々ですし、それは日本人であっても同じです。
ぜひ、上記の情報を参考にしていただいたうえで、色々と試して、相手から率直な感想をもらって次に活かしてください!
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