ドイツは「ビールや食料品が安い国」というイメージを持っている人もいると思いますが、実際に住んでみると、日用品や雑貨の値段が意外と高いと感じる人は少なくありません。
特に、日本の100円ショップに慣れている人ほど、「ドイツは物価がそこまで高くない*と思っていたのに、日用品への出費が思ったより掛かる」と感じる場面が多くなります。
※2026年2月中旬現在の極度な円安ユーロ高は、一旦隅に置いておくものとします(笑)
この記事では、ドイツ生活の中で実際に感じた「日本より高い日用品」を具体例とともに紹介しながら、なぜドイツでは雑貨が高いのかについても考察しています。
これからドイツ移住・留学・ワーホリを検討している方にとって、ドイツでの生活費の実態を知るための参考になれば幸いです。
・ドイツでの生活に興味のある方
・近々ドイツに引っ越す予定の方、またはドイツへの引っ越しを検討中の方
ドイツで高いと感じる日用品・雑貨の具体例
2026年2月中旬現在の極端な円安については一旦置いておくと…
ドイツの物価は全体的に日本と大きく変わらないと言われることもありますが、日用品や雑貨に関しては日本より断然高いと感じる人が圧倒的に多いのが特徴です。
特に、ドイツ生活を始めたばかりの時期は、キッチン用品や文房具などの日用品を購入する機会も自然と多くなり、その価格差に驚くことも珍しくありません。
日本の感覚で「これくらいなら100円か200円で買えるよね」と思って手に取ると、値札を見て思わず「えっ?」となってしまうようなものが、ドイツにはたくさんあります。
以下は、私が実際にドイツ生活で「日本より高い」と感じた代表的な日用品です。
価格は地域や店舗によって多少変わりますが、生活費をイメージする際の参考にはなると思います。
- ガムテープ
- 日本の100均なら110円で手に入るものが、ドイツでは普通に3〜5ユーロ(約540〜900円)程度します。しかも粘着力も微妙だったりします。
- セロハンテープ
- こちらも日本の100均なら110円で手に入るものが、ドイツでは2〜3ユーロ(約360〜540円)程度します。
- おたま・フライ返しなどのキッチン小物
- 安いものでも3ユーロ前後(約540円)、ちょっと質の良いものになると10ユーロ(約1,800円)以上します。
- ノート・文房具類
- 大きさやページ数にもよりますが、1冊あたり2.5ユーロ前後(約450円)します。また、日本のようにデザイン・品質・価格の三拍子が揃ったものはあまり見かけません。
- 食品用保存用タッパー
- 大きさにもよりますが、110円程度では購入できず、最低でも4ユーロ前後(約640円)します。
- 延長コード
- 最も安いものでも2mで4ユーロ程度(約720円)です。日本では、350円程度で買えることもあります。
これらはあくまで一部ですが、日常生活の中で「ドイツで雑貨や小物は高いんだよな…」と感じる場面は少なくありません。

ドイツに100円均はある?EuroShopとの違い
日本では、ダイソーやセリアなどの「100円ショップ(100均)」が節約において重要な存在です。
しかし、ドイツには、日本と同じ規模・品質の100均的なものは存在しません…。
日本にある「100円ショップ(100均)」は、本当に神のような存在です。
安くて便利で、しかも品質もなかなか高い!
そして、痒い所に手が届くような商品が本当に多く、実用的なアイデア商品が非常に多く販売されています。
ドイツにも似たようなお店として「ユーロショップ(EuroShop)」がありますが、品揃えは少なく、品質も「とりあえず使えればOK」レベルのものが非常に多い印象です。
短期滞在者や旅行者にとっては時に便利な商品もありますが、日本の100均のように「日用品をまとめて安く揃える場所」ではありません。
しかも、1ユーロ=約180円(2026年2月中旬の為替レート)と考えると、価格面でも「お得感」はあまり感じられません。
つまり、日本では「ちょっとしたもの」は100均でサッと買えるのに対して、ドイツでは「そのちょっとしたもの」に思いのほかコストが掛かるのです。
そして、日本であれば100均で購入できるであろうものをドイツでも購入したい場合に、値段関係なくそもそもどこで買えるのかが分からないことが多くあります。
ドイツでは、日用品はスーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどに分散して販売されているため、慣れるまでは購入場所を探す手間が掛かってしまいがちです。
なぜドイツは日用品が高い?物価が上がる4つの理由
では、なぜこれほどまでにドイツでは雑貨や小物が高いのでしょうか?
ドイツで日用品が高く感じられる背景には、単純な物価差だけでなく、流通構造や文化的な価値観の違いも関係しています。
- 商品陳列方法および店舗構造の違い
- ドイツでは、日本のように狭いスペースに商品をぎっしり並べて効率的に売るという手法があまり浸透していません。店内の通路の広さを比べると、日本よりもドイツの方が広いことが多い気がします。こうした店舗の構造も価格に影響しているかもしれません。
- 人件費の違い
- ドイツでは、労働環境の保護が重視されていて最低賃金が日本より大幅に高く、製造や流通における労働コストが日本よりも大きくなりがちです。また、日本の100均商品の多くは海外での大量生産・輸入によって安価に提供されていますが、ドイツでは同様のビジネスモデルがなかなか成立していません。
- 日用雑貨を中心に扱うディスカウントチェーンの少なさ
- 日本の100均は、「全国どこにでもある・常に在庫がある・ほぼすべてが安い」という特徴がありますが、ドイツには、そうした日用雑貨を販売する大規模なディスカウントチェーンがほぼありません。
- 「安さ」よりも「長持ち」を重視する文化
- ドイツでは、多少値段が張っても「頑丈なものを長く使う」という意識が強いように感じます。そのため、品質にこだわる商品が多く、結果として単価が高くなる傾向があります。ただし、ドイツの問題点は、日本と比べて値段が2倍だとしても、品質は1~1.5倍ぐらいしか良くないことが多いことです…。
- 「環境への配慮」を重視する文化
- 環境への配慮を重視する商品もドイツでは多く、使い捨て文化が比較的少ないことも価格に影響していると言われています。

ドイツ生活で日用品の出費を抑えるコツ
日用品や雑貨がとにかく高いドイツでも、その購入方法を少し工夫することで生活費を抑えることができます。
まとめ|日用品の値段の高さにもそのうち慣れてきます!
ドイツでは、食料品が比較的安い一方で、日用品や雑貨は日本より高い傾向にあります。
そのため、生活費を考える際には「何が安くて何が高いのか」を事前に理解しておくことも重要です。
日本から来たばかりの頃は「高すぎる…」と感じていた雑貨類も、長く住んでいると「まあドイツではそういうものだよね」と少~しは慣れてきます。
ただ、それでもやはり日本の100均の優秀さを思い出すたびに、あの便利さが恋しくなります。
「ドイツでの暮らし=何でも合理的で快適」と思っていた方にとっては、こうした日用品の「コスパの悪さ」はちょっとしたカルチャーショックかもしれません。
でも、そうした違いを楽しみながら、ドイツでの生活スタイルを自分なりに調整していくのも、海外生活の醍醐味ではないでしょうか。

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