ドナウヴェルト(Donauwörth)は、ドナウ川とヴェルニッツ川が交わる場所に位置する、美しい歴史の町です。
ロマンチック街道沿いにあり、かつては重要な交易の拠点として栄えました。
カラフルな木組みの家が立ち並ぶ旧市街や、中世の城門、壮麗な教会など、見どころが満載。
特に、ドナウ川の支流であるヴェルニッツ川沿いの風景は息をのむ美しさです。
今回は、そんなドナウヴェルトの魅力あふれる観光スポットを紹介します!
・ドイツやドナウヴェルトへの旅行を計画中の方
・ミュンヘンからの日帰り旅行を検討している方
・ドイツの観光スポットに興味のある方
Insel Ried(リート島)
Insel Ried(リート島)は、二手に分かれるヴェルニッツ川に囲まれた小さな島で、ドナウヴェルトの旧市街の南に位置しています。
かつては漁師たちが暮らしていたエリアで、現在も中世の趣を感じさせる美しい街並みが広がっています。

島の周囲を流れるヴェルニッツ川には小さな橋が架かり、歩いているだけでロマンチックな雰囲気に浸ることができます。
また、リート地区にはかわいらしいカフェやレストランが点在しており、川沿いでゆったりとした時間を過ごすのもおすすめです。
Rieder Tor(リーダー門)
ドナウヴェルトの旧市街の中心に入る際に目にするのが、堂々とした佇まいのRieder Tor(リーダー門)です。
かつての城壁の一部であり、防御の要としての役割を果たしていました。
現在では、町のシンボル的存在であり、美しいアーチと塔のデザインが印象的です。

門をくぐると、歴史ある建物が立ち並ぶ旧市街中心部が広がり、中世の雰囲気を感じながらの散策が楽しめます。
Färbertor(フェアバー門)
Färbertor(フェアバー門)は、旧市街に残るもうひとつの歴史的な門です。
その名の通り、かつてFärber(染色職人)が多く暮らしていたエリアに位置しており、当時の町の職人文化を感じることができます。

小ぢんまりとした門ながらも、木組みの雰囲気が魅力的。
リーダー門と合わせて訪れるのもおすすめです。
Kirche Heilig Kreuz(聖十字架教会)
Kirche Heilig Kreuz(聖十字架教会)は、ドナウヴェルトにおいて宗教的・歴史的に重要な教会のひとつです。
華やかな内装が特徴で、美しい祭壇や天井画に目を奪われます。

この教会は、カトリックの巡礼地としても知られており、特に「Kreuzreliquie(聖十字架の遺物)」が安置されていることで有名です。
毎年多くの信者や観光客が訪れ、厳かな雰囲気の中で祈りを捧げています。
教会の南側のに広がる野原からは、教会および修道院全体の写真を綺麗に撮ることができますので、ぜひそちらで記念撮影してみてください!

Alte Kaserne(アルテ・カゼルネ)
Alte Kaserne(アルテ・カゼルネ)は、その名の通り、かつて兵舎(カゼルネ)として使用されていた歴史的な建物です。
18世紀に建設され、かつては兵士たちが駐留していた場所でしたが、現在はアパートとして活用されているようです。

そのクラシックな外観は、ドナウヴェルトの歴史的な街並みに溶け込み、周囲の建築とともに中世の雰囲気を色濃く残しています。

Reichsstraße(ライヒスシュトラーセ)
Reichsstraße(ライヒスシュトラーセ)は、ドナウヴェルトのメインストリートであり、町の中心を東西に貫く美しい通りです。
華やかでカラフルな建物が並び、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだかのような雰囲気を醸し出しています。

この通りは、中世には神聖ローマ帝国の重要な交易路の一部として栄え、商人たちの活気に満ちたエリアでした。
現在では、多くのカフェやレストラン、お店が立ち並び、地元民にとっても観光客にとっても散策やショッピングを楽しむのに最適な場所となっています。
特におすすめなのは、このライヒスシュトラーセを昼間の太陽が高く昇る時間帯に訪れること。
その時間帯であれば、建物に映る影が少なくなり、綺麗に写真を撮影することができるでしょう。

Liebfrauenmünster(リープフラウエンミュンスター)
Liebfrauenmünster(リープフラウエンミュンスター)は、ドナウヴェルトで最も重要な宗教建築のひとつで、美しいゴシック様式の教会です。
15世紀に建設され、その堂々とした姿と繊細な装飾が訪れる人々を魅了します。

教会内部には美しいステンドグラスがあり、静寂に包まれた空間で心落ち着くひとときを過ごすことができます。


Rathaus Donauwörth(ドナウヴェルト市庁舎)
Rathaus Donauwörth(ドナウヴェルト市庁舎)は、町の歴史と行政の中心を担う建物です。
その歴史は13世紀までさかのぼることができ、焼失と修復、そして増築が繰り返されて現在の姿に至ります。

この市庁舎は、現在も市の行政機関として使用されており、市民の生活に密接に関わる場所ですが、観光客にとっても必見のスポットです。
ライヒスシュトラーセに面しており、周囲のカラフルな建物と調和しながら歴史的な雰囲気を作り出しています。
市庁舎の前には広場があり、イベントやマーケットが開かれることもあるため、訪れるタイミングによっては地元の人々の賑わいを感じることができるでしょう。
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