周辺諸国と陸続きであるドイツでは、日本以上に気軽に外国への旅行ができます!
ミュンヘンやデュッセルドルフなど国境から遠くない都市からは、日帰りで外国へ旅行することも可能です。
今回は、ドイツからのオーストリア日帰り旅行紹介第2弾として、ザルツブルクについてご紹介します。
ミュンヘンからザルツブルクまでは、ローカル電車で約1時間50分の距離です。
ザルツブルクはオーストリア西部に位置し、アルプス山脈の麓に広がる都市です。
ザルツァッハ川が市内を流れ、ドイツとの国境に近い場所にあります。
モーツァルトの生誕地や美しいバロック建築、ホーエンザルツブルク城などがこの都市の魅力であり、音楽や歴史文化を楽しむ観光地として知られています。
以下で、ザルツブルクの主要な観光スポットを写真付きでご紹介します。
・ミュンヘンへの旅行を予定している方、または検討中の方
・ミュンヘンに引っ越してきたばかりの方
・近々ミュンヘンに引っ越す予定の方、またはドイツへの引っ越しを検討中の方
・オーストリアおよびザルツブルクに興味のある方
1. Mirabellgarten(ミラベル庭園)
Mirabellgarten(ミラベル庭園)は、ザルツブルク市内中心部にあるバロック様式の美しい庭園です。
1606年に大司教ヴォルフ・ディートリッヒ・フォン・ライテナウが、愛人サロメ・アルトのために造ったミラベル宮殿の一部として整備されました。
庭園内には幾何学的に整えられた花壇、美しい彫刻、噴水などがあります。
特にペガサスの像がある噴水や、映画『サウンド・オブ・ミュージック』の撮影地として有名な階段も見どころです。
また、ザルツブルク城を背景にした庭園の景色は絶好の写真スポットです。
夏季には、庭園でクラシック音楽のコンサートが行われ、ザルツブルク音楽祭の一環として訪れる観光客に人気です。
2. Marko-Feingold-Steg(マルコ・ファインゴールド橋)
Marko-Feingold-Steg(マルコ・ファインゴールド橋)はザルツブルクの市街地を流れるザルツァッハ川に架かる歩行者専用の橋です。
恋人たちが愛の誓いとして南京錠を取り付けることで知られています。
ホーエンザルツブルク城や旧市街の景色を楽しむのに最適な場所で、ザルツブルクの観光名所をつなぐ重要な役割を果たしています。
橋の名前は、ホロコーストの生存者でザルツブルクのユダヤ人コミュニティを長年にわたり導いたマルコ・ファインゴールドに由来します。
3. Salzburger Dom(ザルツブルク大聖堂)
Salzburger Dom(ザルツブルク大聖堂)は市内で最も重要な宗教的建造物で、カトリック教会の大聖堂です。
774年に最初の教会が建設され、その後、度重なる火災や破壊を経て、17世紀に現在のバロック様式で再建されました。
バロック様式の壮麗な外観と、白い大理石を基調とした豪華な内装が特徴です。
大聖堂の正面には2本の塔がそびえ立ち、内部には美しいフレスコ画や壮大なオルガンがあります。
大聖堂内部の天井画や、モーツァルトが洗礼を受けた洗礼盤などが特に有名です。
また、大聖堂前の広場では、ザルツブルク音楽祭のオープニングセレモニーなども行われます。
4. Residenz zu Salzburg(ザルツブルク宮殿)
Residenz zu Salzburg(ザルツブルク宮殿)は、かつての大司教たちの居城であり、権力と富の象徴でした。
13世紀から築かれた宮殿は、時代とともに改築され、現在ではルネサンスとバロック様式が融合した豪華な建物となっています。
宮殿内には、豪華な大広間、鏡の間、芸術品が並ぶギャラリーなどがあります。
特にレジデンツ広場からの外観と、宮殿内のロココ様式の部屋は必見です。
5. Residenzbrunnen(レジデンツ広場の噴水)
Residenzbrunnen(レジデンツ広場の噴水)は、ザルツブルク大司教宮殿前の広場にあるバロック様式の大噴水です。
1656年から1661年にかけて、イタリアの彫刻家トマソ・ディ・ガローネによって制作されました。
噴水は白い大理石で造られており、中央にはトリトン像が立っています。
水を噴き上げる彫刻が躍動感に溢れ、ザルツブルクの華麗なバロック文化を象徴しています。
「サウンド・オブ・ミュージック」のシーンでも登場したことで有名です。
6. Mariensäule(聖母マリアの柱)
Mariensäule(聖母マリアの柱)は、ザルツブルク大聖堂前に立つバロック様式の記念碑で、ザルツブルク市民によって1771年に建立されました。
柱の上には聖母マリア像があり、その足元には天使や悪魔の像が取り囲んでいます。
柱の美しい装飾と、背景に広がるバロック建築群が見事に調和しています。
広場全体が壮大なバロック劇場のようで、多くの観光客が訪れます。
7. Festung Hohensalzburg(ホーエンザルツブルク城)
Festung Hohensalzburg(ホーエンザルツブルク城)は、標高約506メートルのフェストゥングベルクの山頂に位置する中世の要塞です。
1077年に大司教ゲプハルトによって建てられ、その後、拡張され現在の形になりました。
ヨーロッパで最も保存状態の良い城の一つです。
中世の要塞建築で、城壁や塔、宮殿部分などが複合的に組み合わさっています。
特にルネサンス様式の部屋や、豪華な黄金の間が見どころです。
城からはザルツブルク市内を一望することができ、内部には歴史博物館や武具展示があり、かつての生活や防衛設備を見ることができます。
夏にはコンサートなども行われ、観光客にとっても地元の人々にとっても人気のスポットです!
丘の上に建てられたこの城へのアクセスとして、ケーブルカー(Festungsbahn)が重要な役割を果たしています。ホーエンザルツブルク城へのアクセスは徒歩でも可能ですが、所要時間1分程度のこの短いケーブルカーを利用することで、短時間で楽に城に到着することができます。
城の入場料とケーブルカーの往復料金がセットになったチケットも販売されています。
8. Mozarts Geburtshaus(モーツァルトの生家)
Mozarts Geburtshaus(モーツァルトの生家)は、誰もが知る作曲家であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1756年に生まれた場所で、現在は博物館として公開されています。
展示品にはモーツァルトが使用した楽器や家族の所持品、手紙などが含まれ、彼の生涯と音楽の世界を知ることができます。
9. Mozart-Wohnhaus(モーツァルトの住居)
Mozart-Wohnhaus(モーツァルトの住居)は、モーツァルト一家が長年住んでいた家で、彼が少年期を過ごした場所です。
現在は博物館として公開され、モーツァルトの生涯、作品、そして家族についての展示が行われています。
モーツァルトに関する重要な資料が多く展示されているため、音楽ファンには必見のスポットです!
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