ドイツと言えば「車」をイメージする方も多いのではないでしょうか。
メルセデス・ベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、ポルシェなど、多くの有名自動車メーカーがドイツにはあります。
オクトーバーフェストなどでも有名なミュンヘンには、BMWの本社があります。
そして、BMWの本社ビルの横には、BMW Museum(博物館)およびBMW Welt(展示場)があります。
今回は、その中のBMW Weltについてご紹介します。
・ミュンヘンへの旅行を予定している方、または検討中の方
・ミュンヘンに引っ越してきたばかりの方
・近々ミュンヘンに引っ越す予定の方、またはドイツへの引っ越しを検討中の方
BMW Weltとは?
BMW Weltの概要
BMW Welt(BMWワールド)は、ミュンヘンにあるBMWの複合施設で、ブランドの展示や顧客サービス、イベントなどを提供しています。
BMW Weltは、BMW本社とBMWミュージアムの近くに位置し、2007年にオープンしました。
この施設は、建築的にも非常に魅力的で、最新の技術とデザインが融合した場所となっています。
BMW Weltは、BMWファンや自動車愛好家にとってはもちろん、家族連れや観光客にも楽しめる場所です。
最新の車両や技術に触れることができるだけでなく、イベントや美味しい食事も楽しめるため、ミュンヘンを訪れる際には、ぜひ立ち寄りたいスポットです!
BMW Weltの特徴
主な特徴
展示エリア:
- 最新のBMW、MINI、Rolls-Royceの車両が展示されています。訪問者はこれらの車両を間近で見たり、車内に乗り込んで体験したりすることができます。
- 将来的なコンセプトカーや新技術の展示も行われています。
カスタマーデリバリーセンター:
- 新車の引き渡しを行う特別なエリアです。購入者はここで特別な体験を通じて車を受け取ることができます。
テクノロジーとデザイン:
- BMWの最先端技術やデザインの進化を学べるインタラクティブな展示があります。
- 車の製造過程や技術的な裏側を知ることができる展示も充実しています。
イベントスペース:
- さまざまなイベントやコンサート、カンファレンスが開催される多目的スペースがあります。
- 自動車愛好家だけでなく、一般の訪問者も楽しめる内容が豊富です。
ガイド付きツアー:
- BMW Welt内のガイド付きツアーに参加することができます。施設の詳細な説明や特別な展示の紹介を受けられます。
- 近くのBMWミュージアムやBMW本社の見学ツアーも提供されています。
ショッピングとダイニング:
- BMWブランドの商品を販売するショップがあります。ここでは、BMWのアパレル、アクセサリー、模型などが購入できます。
- レストランやカフェもあり、食事や休憩ができます。
実際の中の様子
2024年7月23日に、実際にBMW Welt館内に入ってみましたので、その時の館内の様子を、多くの写真とともにご紹介したいと思います!
開放感抜群の入口付近では、早速BMWの最新車種が複数展示されています。
自由に車に近づき、外装だけでなく内装も見ることもできます。
さらに奥に進むと、ロールス・ロイスの最新車種も展示されています。
ロールス・ロイスは現在、BMWグループの一部であるものの、独立したブランドとして運営されています。
ロールス・ロイスとBMWの関係性およびその変遷は、以下の通りです。
1998年にBMWがロールス・ロイスの商標権を取得し、フォルクスワーゲンが生産設備を購入しました。
両社の合意により、フォルクスワーゲンは2002年末まで生産権を保持し、2003年以降BMWがロールス・ロイスの生産と販売を引き継ぎました。
これにより、BMWはロールス・ロイスの完全なブランド管理と生産を行うことができるようになりました。
また、館内中央では、BMW Miniというブランドの最新車種が展示されています。
BMW Miniとは、BMWグループが所有し生産しているプレミアム小型車のブランドです。
もともと、イギリスのRoverグループがこのMiniというブランドを所有していました。
1994年にBMWがRoverグループを買収し、2000年にRoverグループの解体が決定した際、BMWはMiniブランドを保持することを選択しました。
その結果として、現在は、BMWがBMW Miniというブランドでの生産を続けています。
入口から一番遠いエリアにも、BMWの最新車種がずらりと並んでいます。
普段見えない部分である床下などを公開し、車の製造過程や技術的な裏側について知ることができるコーナーもありました。
また、BMWの最先端技術やデザインの進化について学べるインタラクティブなコーナーもあります。
最近話題になっているSDGsに対するBMWの取り組みについても、シネマ形式で紹介されています。
2階(ドイツ式1階)では、BMW Motorradゾーンが設けられており、最新のバイクモデルや人気のあるバイクが数多く展示されています。
訪問者がバイクにまたがって写真を撮ったりすることが可能な他、バイクの技術や機能について学べるインタラクティブな展示もされています。
そのため、バイク愛好者はもちろん、子供を含む一般の訪問者も楽しめる展示となっています。
1階(ドイツ式地上階)には、BMWブランドの商品を販売するショップがあります。
ここでは、BMWのアパレル、アクセサリー、模型、小物などを購入することができます。
BMWがアパレル業も展開しているだなんて、知らなかった!
また、レストランやカフェ、バーもあり、食事や休憩ができるようになっています。
1階(ドイツ式地上階)には、ロボットが全自動で飲み物やスナックを提供してくれるコーナーまでありました(笑)
今回は行きませんでしたが、BMW Weltの2階(ドイツ式1階)から直接BMW Museum(博物館)に行けるよう、陸橋でつながっています。
ちなみに、写真に写っている円柱が組み合わさったようなデザインの高層ビルが、BMW本社のビルです。
まとめ
・BMW Welt(BMWワールド)は、ミュンヘンにある最新車種の展示を中心としたBMWの複合施設である
・BMWの最先端技術などについて学べるインタラクティブな展示があり、車好きでなくても楽しめるような工夫がされている
・飲食店およびショップもあるため、休憩やお土産探しも可能である
筆者は、車やバイクには正直ほとんど興味がないのですが、それでも20分程滞在し、目でも耳でも楽しむことができました。
無料であり事前予約も必要ないため、時間があればぜひ一度立ち寄ってみてください!
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