【日本に一時帰国して感じた、日本とドイツの違い】日本で感じる商品の豊かさと便利さ

日本に一時帰国すると、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、街の商店などで目にする商品や食材の種類の豊富さに驚かされます。
もちろんドイツでも日常生活は問題なく過ごせますが、日本の市場では、一人ひとりの好みやニーズに対応した商品が圧倒的に揃っています。

全5回でお伝えする私がドイツから日本に一時帰国時した際に気づいたことですが、今回は、私がドイツ生活6年目の目線で感じた、日本の商品の特徴とその便利さの裏にある文化や価値観について紹介します。

この記事は、こんな人におすすめ!

・ドイツでの生活に興味のある方
・ドイツから日本への一時帰国を予定している方

目次

日本が誇る食料品の品質の高さ

日本のスーパーマーケットや八百屋に足を運ぶと、果物や野菜の品質と鮮度の高さに驚かされます。

特に日本の野菜や果物は、歴史的な円安の今ですらドイツと同じぐらいかそれより高い値段ではありますが、見た目は非常に綺麗です。
キャベツやほうれん草、にんじんやトマトなど、どれをとっても形が綺麗に揃っていて、色鮮やかかつ傷の少ないものが非常に多く並んでいます。

リンゴやイチゴなどの果物も、ドイツのものより大きくジューシーで、味のバリエーションも豊かです。
日本の果物は見た目の美しさも重視されるため、まるで単なる飾り物のようでもあり、贈答用としても選ばれることも多くあります。

ドイツでは、お店によって質に違いがあるものの、総じて日本の野菜や果物より質が悪いものが多くを占めます
真っすぐでないきゅうりやにんじんが陳列されている光景は、まだまだ序の口。
傷んだりカビが生えたりした商品もドイツではよく見かけ、ひどい場合にはコバエが集っています。

そのため、私たち消費者がドイツで野菜や果物を購入する際は、視覚と嗅覚を使って様々な角度から商品を確認し、食するにあたって問題ない状態かどうかを見極めてから購入する必要があります。

忙しい時の救世主である総菜パンの豊富さ

日本では、総菜パンの種類が非常に豊富です。

ドイツはパンの種類が世界一ある国と言われ、甘くもしょっぱくもないパンや甘い菓子パンは確かに非常に多くあります。
その一方で、日本と違い、しょっぱい系の総菜パンはほとんどありません

日本において日常の食事の幅を広げており、日本のパン屋やコンビニでよく見かける、カレーパン、ツナマヨパン、コロッケパン、コーンパンのようなパンを、私はドイツで見かけたことがまったくありません。
強いて言うなら、硬いパンで挟まれたサンドイッチ、そしてスーパーマーケットで売られているハムチーズクロワッサンといったところです。

日本では、この多様な惣菜パンの存在により、忙しい朝や仕事の合間の昼食時にも、手軽に(少しは)バランスの取れた食事を美味しく楽しむことができます。
私は、ドイツに住む日本人として、しょっぱい系の総菜パンのラインナップをドイツでももう少し充実させてくれればいいのになと度々思わずにはいられません。

日本のパン文化は、単なる食べる楽しみだけでなく、忙しい時の食事としての実用性や地域の特色などを反映している点が面白いところです。

日用品の種類の豊富さとオーダーメイド感覚

日本では、商品一つひとつに多様なバリエーションがあり、各消費者の異なる好みに対応できるように設計されています

この点は、食料品だけでなく、文房具や食器、スポンジなどの掃除道具、クリスマスカードなどの棚をドイツと日本で比較することで、強く実感することができます。
例えば、日本ではボールペン1つをとっても、デザインや色、形状、インクの色や太さが非常に種類豊富に販売されています。
また、掃除用具専門店でもないのに、何十種類ものスポンジが販売されていることもよくあります。

もちろん、ドイツでも基本的な種類は揃っています。
しかし、個人の細かい嗜好に合わせたバリエーションは限られることが多いです。
例えば、ボールペンが日本のように何十種類も売られているというお店は、ドイツでは非常に少ないです。
また、掃除用のスポンジが売り場に10種類以上並んでいる光景も、ホームセンター以外では見たことがないような気がします。

日本では、「選ぶ楽しさ」が購買行動における重要な要素となっており、買い物そのものがワクワクする体験になっています。
このように、商品開発や販売戦略という点でも、ドイツと日本では大きな違いが見られます。

ドイツにはなぜかない総合感冒薬

日本では、総合感冒薬がドラッグストアだけでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでも簡単に購入できます。
風邪の引き始めや体調不良の際、医者に行かずにすぐに対応できる点は非常に便利です。
常備薬として家に総合感冒薬を保管している人も多いのではないでしょうか。

その一方で、ドイツでは、総合感冒薬自体がほぼありません
風邪をひく度に毎回医者に行くのが面倒なため、私はドイツの総合感冒薬事情について色々と調べた経験がありますが、総合感冒薬は日本と違ってほとんど出回っていません。
薬局に行っても、成分ごとに分かれた薬しかほぼ購入できません

例えば、日本では総合感冒薬に含まれているイブプロフェンですが、ドイツでは単体で販売されています。
ドイツの通常のイブプロフェンは1錠400mgで、日本の総合感冒薬に含まれている量のなんと2~3倍の量にあたります!
こちらも処方箋無しで購入することが可能なため、ドイツでは家に常備している人が多くいます。

このような日独の違いからも、日本の生活用品は「使いやすさ」と「便利さ」が徹底的に追求されており、生活の質を高める工夫が至る所に見られると感じます。

多くの商品が所狭しと並ぶコンビニエンスストア

日本には、生活を便利にする商業施設が多く存在します。
その代表格とも言えるのが、全国各地にあるコンビニエンスストアです。

日本のコンビニエンスストアは、店舗面積が一般的なスーパーマーケットよりもずっと小さいのにもかかわらず、品揃えが非常に豊富です。
食品だけでなく、衣類や雑誌、雑貨まで何でも取り扱っています

また、コンビニエンスストアでは、支払いサービスや荷物の受け取りサービスもある他、チケットの発券や住民票の取得も可能です。
さらには、トイレを使わせてくれる店舗もあり、24時間営業している店舗が多いことから、防犯の役割も担っています。

食品に関して言えば、おにぎりやパン、お弁当はもちろんのこと、揚げ物など出来立てのお惣菜もあります。
また、電子レンジで温めるだけで食べられる冷蔵のお惣菜や、お皿に移すだけですぐに食べられるサラダなど、忙しい時にも便利な商品がたくさんあります
さらに、お菓子類の品揃えも非常に充実しており、例えばグミ一つをとっても何十種類も販売されて、選ぶのに迷ってしまうほどです。

加えて、コンビニエンスストアの商品に限った話ではないですが、食品や日用品のパッケージには、詳細な成分表示や使用方法、注意表記が丁寧に書かれており、安全性や安心感も考慮されています
これも、日本の生活文化の細やかさを象徴する要素です。

ドイツには、コンビニエンスストアに似た商業施設として、駅や街中にあるKIOSK(キオスク)が挙げられます。
しかし、そこで取り扱っている商品の種類は、日本のコンビニエンスストアには到底及ばす、特に食品の種類は限られています。
お弁当や出来立てのお惣菜はそこでは販売されていません。
食品で売られているとすれば、大抵はお菓子や飲み物ぐらいであり、また一般的には24時間営業していないことから、スーパーマーケットの代わりとして使うには品数もサービスも物足りなさすぎます…

最後に

日本の食文化、日用品、生活必需品の特徴は、質の高さに加えて、豊富な選択肢と便利さの追求にあります。
スーパーマーケットやコンビニエンスストアでの買い物、日用品の利用、風邪薬の購入など、日常生活のあらゆる場面で選択肢の多さと便利さを実感できます。

ドイツでの生活と比較すると、日本は一人ひとりの生活の快適さや嗜好に細やかに配慮されていることが分かります。日本に一時帰国するたびに、生活必需品や食文化の豊かさを肌で感じ、改めて日本の生活文化の奥深さを体感しています。
それと同時に、日本に一時帰国した際の選択肢の多い状況での買い物は、毎回非常に楽しみです!

ゆとり
ドイツ生活6年目のゆとりです。デュッセルドルフで2年半働き、現在は再度ミュンヘンで働いています。過去にミュンヘンで交換留学およびワーホリも体験しました。
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