ドイツのスーパーマーケットで買い物をしていると、時折見慣れない果物に出会います。
ある日見つけたのが「Kiwibeeren(キウイベリー)」という小さな実。
名前の通りキウイの仲間なのですが、その姿も味わいもどこか新鮮で、思わず手に取ってしまいました。
今回は、そんな日本ではなかなか見かけることのないKiwibeerenについてご紹介します。
・今後ドイツに長期滞在予定の方
・ドイツの果物に興味のある方
Kiwibeerenとは?小さなキウイの正体
Kiwibeerenは、日本語では「サルナシ」や「ベビーキウイ」とも呼ばれる果物で、マタタビ科マタタビ属に属するつる性植物です(学名:Actinidia arguta)。

普通のキウイと同じ仲間ながら、見た目も食べ方も少し違います。
一番の特徴は、外皮が薄くて毛がなく、そのまま食べられること。
原産地は日本を含む東アジアですが、現在はドイツやオーストリアなどでも秋にかけて栽培されており、ドイツでは日本以上にスーパーマーケットで出会える可能性が高いです。
このKiwibeerenがドイツのスーパーマーケットに並ぶのは、9〜10月頃とごく短い期間。
ドイツではベリー類と並んで販売されることが多く、季節の小さな楽しみの一つです。
大手スーパーマーケットNettoで見つけたKiwibeeren
私がKiwibeerenを見つけたのは、ドイツの大手スーパーマーケットであるNettoとREWEでした。
その日はNettoでちょうど広告の品になっていて、125g入りのパックが0.99ユーロとお買い得。
ベリー類の棚の一角に、鮮やかな緑色の丸い実がパックに入って並んでいました。

実を手に取ると、直径2〜3cmほどの小さな楕円形で、見た目はまるで小さなキウイのミニチュア版のよう。
普通のキウイが茶色くて毛のある皮を持つのに対し、Kiwibeerenの皮はつるりとしていて鮮やかな緑色。
なんともかわいらしい姿です。
断面と食べた印象
家に帰ってさっそく何粒か切ってみると、断面は驚くほど普通のキウイにそっくり。
中央に白い部分があり、その周りに黒い小さな種がびっしりと並んでいます。
見た目以上にみずみずしく、切った瞬間に果汁がにじみ出るほど。
皮はとても薄く、指で軽く押すと簡単にへこむくらい柔らかいです。

一口食べてみると、まず感じるのはその甘さ。
普通のキウイよりも酸味が少なく、全体的にまろやかな味わいです。
食感は柔らかく、果肉が舌の上でとろけるよう。
黒い種がプチプチとした歯ざわりを生み、噛むほどに「やっぱりキウイの仲間だな」と実感します。
皮ごと食べられるのが便利で、冷やしてそのままつまむのがいちばんおすすめ。
また、ヨーグルトやシリアルなどと一緒に食べても美味しく食べられそうです。
ただし上下のヘタのような部分は少しかためなので、食べる前に手で取り除くとより美味しく楽しめます。
最後に
Kiwibeerenは、ドイツの秋にほんの短い間だけ出会える果物です。
手のひらにころんと乗る可愛らしいサイズ感と、濃厚で優しい甘みが魅力。
見かけたらぜひ一度手に取ってみてください。
スーパーの棚の片隅に、思いがけない季節のごほうびが並んでいるかもしれません!

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