ミュンヘン発日帰り旅行|ディンケルスビュール観光ガイド【中世の美しい町を歩く】

ドイツ南部バイエルン州に位置する中世の美しい町「ディンケルスビュール(Dinkelsbühl)」は、ロマンチック街道の隠れた観光スポットです。
人口約1万5千人ほどの小さな街でローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)ほどの知名度はないものの、その分観光客も比較的少なく、より落ち着いた雰囲気の中で歴史ある町並みを楽しむことができます。

14世紀に築かれた城壁や木組みの家並み、歴史ある教会や城門など見どころが多く集まる旧市街は、まるで中世の世界にタイムスリップしたかのような感覚にさせてくれます。
さらに、ディンケルスビュールでは、毎年7月に「Kinderzeche(キンダーツェーヘ)」という歴史的な祭りが開催され、市民が伝統衣装をまとい、町全体が祝祭ムードに包まれます。

本記事では、初めてディンケルスビュールへ日帰り旅行を計画する人に向けて、おすすめ観光スポットや旧市街散策のポイントを詳しく紹介します。

この記事は、こんな人におすすめ!

・ドイツやディンケルスビュールへの旅行を計画中の方
・ドイツに引っ越してきたばかりの方、またはドイツへの引っ越しを検討中の方
・ドイツの観光スポットに興味のある方

目次

ミュンヘンからディンケルスビュールへのアクセス

ディンケルスビュールはロマンチック街道沿いに位置する中世の町ですが、現在、鉄道駅はなく、公共交通機関を利用する場合はバスでのアクセスが基本となります。
そのため、ローテンブルク・オプ・デア・タウバーと比べると、アクセスの難易度はやや高めです。

ミュンヘンから公共交通機関で向かう場合、列車で最寄りの鉄道駅まで移動し、そこから路線バスに乗り換えるという流れになります。
代表的なのは、Dombühl(ドンビュール)駅またはAnsbach(アンスバッハ)駅まで列車で移動し、そこからディンケルスビュール行きのバスに乗り換えるルートです。

München Hbf(ミュンヘン中央駅)からの所要時間は、乗り換えや待ち時間を含めて片道3~4時間程度です。
特にバスの本数は多くないため、事前に時刻表を確認して計画を立てることが重要になります。

Deutschlandticketを持っている場合は、特急列車(REやRB)であれば追加料金なしで移動可能です。
※ただし、ICEやIC、ECは対象外なので注意が必要です。

また、ミュンヘンからの場合はバイエルン州内の移動となるため、Bayern-Ticketを利用するのも選択肢のひとつです。
複数人でBayern-Ticketをシェアすれば、より交通費を抑えられます。

ディンケルスビュールのバス停から旧市街までは、徒歩7分程度です。
バスを降りてすぐに城壁や中世の街並みが見えてくるため、到着後すぐに観光を始められるのは嬉しいポイントです。

Marktplatz(マルクト広場)|旧市街の中心に広がる中世の街並み

ディンケルスビュールの観光は、旧市街の中心位置するMarktplatz(マルクト広場)から始めるのがおすすめです。
ここは、ディンケルスビュールの歴史的な建物が並ぶ、美しく開けた広場です。

石畳の通りの両側には、カラフルな木組みの家々が立ち並び、中世ヨーロッパの雰囲気を色濃く残しています。
特に、Deutsches Haus(ドイチェス・ハウス)と呼ばれる豪華な木組みの建物は、まるでおとぎ話の世界から飛び出してきたかのような美しさです。

周囲にはカフェやレストランが点在し、地元のフランケンワインや伝統料理を楽しむのも旅行の醍醐味です
天気の良い日にはテラス席に座り、コーヒーを飲みながら町の雰囲気を楽しむのも素敵です。

広場では、季節ごとにイベントが開催されることもあり、特にクリスマスシーズンにはクリスマスマーケットが開かれ、イルミネーションに彩られた幻想的な景色を楽しむことができます。

名称:Marktplatz(マルクト広場)
住所:Marktpl., 91550 Dinkelsbühl

Deutsches Haus(ドイチェス・ハウス)|ルネサンス様式が美しい木組み建築

ディンケルスビュールのシンボルとも言える建物が、Weinmarkt(ヴァインマルクト)に面したDeutsches Haus(ドイチェス・ハウス)です。

16世紀に建てられたこの建物は、見事なルネサンス様式の木組み建築で、その繊細な装飾やバルコニーのデザインが特徴です。
ファサードには細かい彫刻が施されており、まるで芸術作品のような美しさを誇ります。
そのため、写真スポットとしても大変人気があります。

かつてこの建物は貴族の邸宅でしたが、現在は高級ホテルとレストランとして利用されています。
レストランでは、ドイツの伝統料理を楽しむことができ、特に地元産のワインやフランケン地方の郷土料理が人気です。
宿泊施設としても評判が高く、中世の雰囲気を味わいながら贅沢な時間を過ごせるでしょう。

ディンケルスビュールを訪れる際は、この歴史ある建物の前でぜひ記念写真を撮ってみてください。
その美しい外観は、まさに「絵になる」スポットです!

名称:Deutsches Haus(ドイチェス・ハウス)
住所:Weinmarkt 3, 91550 Dinkelsbühl
公式サイト:http://www.deutsches-haus-dkb.de/

Münster St. Georg(聖ゲオルク大聖堂)|旧市街を見守るゴシック様式の大聖堂

Weinmarkt(ヴァインマルクト)に面した場所に、Münster St. Georg(聖ゲオルク大聖堂)があります

ディンケルスビュールの街のシンボルとも言えるこの大聖堂は、15世紀にゴシック様式で建設された壮麗な建築物で、観光客にも大人気。
特に、外観の重厚な石造りのファサードと、美しい尖塔が目を引きます。

内部に入ると、天井の高い広々とした空間が広がり、壮麗なステンドグラスや精巧に彫刻された祭壇が訪れる人々を魅了します。
特に見どころなのが、聖ゲオルク像を描いた彫刻と、壮大なパイプオルガンです。
また、教会の塔*に登ることができるようで、塔の上は旧市街全体を見渡す絶景スポットとなっています。
(*私が訪れた2025年3月は、塔が一時閉鎖中でした。)

この教会は、ディンケルスビュールで開催される伝統的なお祭り「Kinderzeche(キンダーツェーヘ)」の舞台にもなっており、歴史と文化が交差する特別な場所でもあります。
中世の面影が残るこの街にふさわしい、大聖堂の荘厳な雰囲気をぜひ体感してみてください。

名称:Münster St. Georg(聖ゲオルク大聖堂)
住所:Marktpl. 1, 91550 Dinkelsbühl
公式サイト:https://st-georg-dinkelsbuehl.de/
拝観料:無料(2025年7月23日現在)

St. Paulskirche(聖パウル教会)|静かに佇む旧市街の小さな教会

ディンケルスビュールの旧市街にひっそりと佇むSt. Paulskirche(聖パウル教会)は、19世紀に建てられた比較的新しいゴシック様式の教会です。
他の歴史的建築物に比べると観光客の訪問は少ないですが、その分静かな雰囲気の中でゆっくりと見学することができます。

内部には美しいステンドグラスや精巧な彫刻が施された祭壇があり、荘厳な雰囲気が漂っています。

観光の合間に静かに祈りを捧げたり、歴史的な建築美を堪能するのもよいでしょう。

名称:St. Paulskirche(聖パウル教会)
住所:Nördlinger Str. 2, 91550 Dinkelsbühl
公式サイト:https://www.kirchengemeinde-dinkelsbuehl.de/kirchen/st-paulskirche
拝観料:無料(2025年7月23日現在)

Segringer Tor(ゼグリンガー門)|14世紀から残る城門

Segringer Tor(ゼグリンガー門)は、ディンケルスビュール旧市街地の西部に位置する城門です。
この門は14世紀に建設され、現在も城壁とともに当時の面影を残しています。

門の上部にはがあり、中世の雰囲気を色濃く感じることができます。
かつては町を守るための要塞の一部でしたが、現在は観光客が自由に通ることができ、写真スポットとしても人気があります。
ゼグリンガー門をくぐると、ディンケルスビュールの静かな住宅街へと続いています。

名称:Segringer Tor(ゼグリンガー門)
住所:Segringer Str. 58, 91550 Dinkelsbühl

Rothenburger Tor(ローテンブルガー門)|北側を守っていた中世の城門

ディンケルスビュール旧市街地の北側にあるのが、Rothenburger Tor(ローテンブルガー門)です。
この門は、Rothenburg ob der Tauber(ローテンブルク・オプ・デア・タウバー)へと続く道の起点となっていたことから、この名前が付けられました。

赤い屋根と塔を持つこの門は、他の城門と同じく中世の雰囲気を今に伝えています。
周囲には趣のある石畳の道が続いており、門の外から見上げると、その堂々たる姿に圧倒されることでしょう。

名称:Rothenburger Tor(ローテンブルガー門)
住所:Dr.-Martin-Luther-Straße 12, 91550 Dinkelsbühl

Wörnitz Tor(ヴェルニッツ門)|川沿いの風景が美しい城門スポット

Wörnitz Tor(ヴェルニッツ門)は、ディンケルスビュールを流れるWörnitz川(ヴェルニッツ川)に近い位置にある城門です。
この門を抜けると、すぐに川沿いの風景が広がり、のどかな雰囲気を楽しむことができます。

かつてはこの門を通じて物資の輸送が行われ、町の重要な交易路として機能していました。
現在では、門の周辺に広がる緑豊かな景観が魅力で、散策や写真撮影にもぴったりの場所です。
特に、夕暮れ時には川の水面に門のシルエットが映り、幻想的な雰囲気を醸し出します。

名称:Wörnitz Tor(ヴェルニッツ門)
住所:Altrathauspl. 8, 91550 Dinkelsbühl

Nördlinger Tor(ネルトリンガー門)|南東に位置する重厚な中世の城門

Nördlinger Tor(ネルトリンガー門)は、ディンケルスビュール旧市街地の南東に位置する城門で、かつてはネルトリンゲン方面からの主要な出入り口として使われていました。

他の門と同様に中世の雰囲気を残しつつ、特にこの門の上部にあるは印象的なデザインとなっています。
現在でも門の周辺は城壁に囲まれており、かつての防衛拠点としての役割を感じさせます。
門をくぐると、旧市街の美しい街並みが広がり、まるでタイムスリップしたかのような感覚を味わうことができます。

名称:Nördlinger Tor(ネルトリンガー門)
住所:Nördlinger Str. 62, 91550 Dinkelsbühl

Deutschordensschloss(ドイツ騎士団の城館)|中世ディンケルスビュールの統治拠点

ディンケルスビュールの歴史を語る上で欠かせないのが、Deutschordensschloss(ドイツ騎士団の城館)です。
この建物は、14世紀にDeutscher Orden(ドイツ騎士団)によって建設され、その後、長い間この地で影響力を持っていた騎士団の拠点として機能していました。

外観は比較的質素ながらも重厚感があり、中世の行政拠点としての役割を感じさせます。
現在は行政関連施設として利用されているため内部見学はできませんが、旧市街散策の途中で立ち寄る価値のある歴史スポットです。

城館周辺は観光客も比較的少なく、落ち着いた雰囲気の中で中世ドイツの歴史を想像できる場所でもあります。

名称:Deutschordensschloss(ドイツ騎士団の城館)
住所:Föhrenberggasse 30, 91550 Dinkelsbühl
公式サイト:https://world-qr.com/inhalte/new/qr-fuehrer/de/bayern/ansbach/ortsfuehrer/dinkelsbuehl_sehenswuerdigkeiten/dinkelsbuehl_deutschordensschloss?lat=49.0674495&lng=10.3185449

Ehemaliges Spital Zum Heiligen Geist(旧聖霊病院)|中世の医療と福祉を伝える歴史建築

Ehemaliges Spital Zum Heiligen Geist(旧聖霊病院)は、その名の通り、かつて貧しい人々や病人を受け入れていた中世の病院施設でした。

現在は病院としての役割を終えていますが、建物自体は見事なゴシック様式のデザインを保ち、ディンケルスビュールの歴史を伝える貴重な遺産となっています。
特にアーチ型の窓は、当時の建築技術の高さを物語っています。

観光地としての派手さはありませんが、中世の暮らしを知るという視点で訪れると非常に興味深い場所です。
中世の福祉施設の歴史に思いを馳せながら、外観を眺めるのも興味深いでしょう。

名称:Ehemaliges Spital Zum Heiligen Geist(旧聖霊病院)
住所:Dr.-Martin-Luther-Straße 6a-6d, 91550 Dinkelsbühl

Rathaus(市庁舎)|中世から続く街の行政の中心地

ディンケルスビュールの旧市街の西側に位置するRathaus(市庁舎)は、この町の歴史と権威を象徴する建物の一つです。

現在の市庁舎は、14世紀以降何世紀にもわたって市政の中心として使われてきた建物で、現在も現役で利用されています。
そのため内部見学は限定的ですが、外観だけでも十分に見応えがあります。
特に印象的なのは、美しく装飾された壁面と窓です。

市庁舎の周辺にはレストランバーが立ち並び、観光の合間にのんびりと休憩するのにも最適です。
ディンケルスビュールの歴史に触れながら、ぜひこの市庁舎の前で記念撮影をしてみてください。

名称:Rathaus(市庁舎)
住所:Segringer Str. 30, 91550 Dinkelsbühl
公式サイト:https://www.tourismus-dinkelsbuehl.de/ihr-urlaubsort/stadtrundgang/altes-rathaus

Jörgensteg(ヨルゲンシュテーク)|自然に囲まれた静かな散策・写真スポット

Jörgensteg(ヨルゲンシュテーク)は、ディンケルスビュールの旧市街を囲む堀の上に架かる歴史あるです。
この橋の周辺は自然豊かで、特に朝や夕方には幻想的な風景が広がります。

橋を渡ると、町の城壁や塔を異なる角度から眺めることができるため、写真撮影にもおすすめのスポットです。
観光客で賑わう旧市街から少し離れ、静かな雰囲気の中でディンケルスビュールの魅力をじっくり味わってみてはいかがでしょうか?

名称:Jörgensteg(ヨルゲンシュテーク)
住所:Oberer Mauerweg 30, 91550 Dinkelsbühl

ゆとり
ドイツ生活6年目のゆとりです。デュッセルドルフで2年半働き、現在は再度ミュンヘンで働いています。過去にミュンヘンで交換留学およびワーホリも体験しました。
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