ドイツ旅行で訪れたい人気スポットのひとつが 「ローテンブルク・オプ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)」 です。
中世の街並みがほぼ完全に残るこの城壁都市では、カラフルな木組みの家々、石畳の路地、歴史ある教会や博物館など、ドイツ観光の魅力がぎゅっと詰まっています。
日本で販売されているドイツのガイドブックでも必ず紹介されるこの町は、「ロマンティック街道」を代表する観光地のひとつです。
特にクリスマスの時期には、クリスマスマーケットとともに幻想的な雰囲気が広がり、多くの観光客が訪れます。
本記事では、ローテンブルク観光の見どころや実際に歩いて感じたポイントをわかりやすく紹介します。
・ドイツやローテンブルク・オプ・デア・タウバーへの旅行を計画中の方
・ドイツに引っ越してきたばかりの方、またはドイツへの引っ越しを検討中の方
・ドイツの観光スポットに興味のある方

ミュンヘンからローテンブルクへのアクセス
ローテンブルク・オプ・デア・タウバーは、ミュンヘンから日帰り旅行が可能な人気観光地ではありますが、列車で片道3時間半程度掛かるため、日帰り旅行は体力がある人向けです。
また、直通列車はなく、途中で1~2回の乗り換えが必要になります。
列車を利用する場合、München Hbf(ミュンヘン中央駅)からSteinach(bei Rothenburg ob der Tauber)駅を経由し、Rothenburg ob der Tauber駅へ向かうルートが一般的です。
所要時間は約3時間15分〜3時間半程度で、主にドイツ鉄道(DB)のRE(リージョナルエクスプレス)やRB(リージョナルバーン)を乗り継いで移動します。
Deutschlandticketを持っている場合は、特急列車(REやRB)であれば追加料金なしで移動可能です。
※ただし、ICEやIC、ECは対象外なので注意が必要です。
また、ミュンヘンからの場合はバイエルン州内の移動となるため、Bayern-Ticketを利用するのも選択肢のひとつです。
複数人でBayern-Ticketをシェアすれば、より交通費を抑えられます。
Rothenburg ob der Tauber駅から旧市街までは徒歩約10〜15分ほど。
駅を出て少し歩くだけで、中世の城壁に囲まれた街並みが見えてきます。
駅を出て比較的すぐに観光を始められる点は、公共交通機関を利用する旅行者にとって大きな魅力です。
Plönlein(プレーンライン)|ローテンブルクの象徴的フォトスポット
ローテンブルク観光で最も人気が高いのが、Plönlein(プレーンライン)というフォトスポットです。
日本で販売されているドイツのガイドブックやポストカードでも頻繁に登場し、ローテンブルク旧市街の象徴的な観光スポットとして知られています。

プレーンラインとは、小さな黄色い木組みの家を中心に、左右へ分かれる石畳の道、そして背景にそびえる2つの塔が美しい風景を作り出しているエリアです。
中世の街並みがそのまま残っており、訪れる人をまるで物語の世界に引き込んでしまいます。
観光客に大人気のフォトスポットであるため、日中は混雑することも多いです。
朝早い時間帯や夕方以降であれば比較的静かに写真を撮ることができます。
また、夜にはライトアップされ、昼間とは異なる幻想的な雰囲気を楽しめます。
ローテンブルクを訪れたら、ぜひプレーンラインで記念撮影をしてみてください!
見る角度や時間帯によって違った表情を見せるので、いろいろな視点から楽しんでみてください。
Marktplatz(マルクト広場) & Rathaus(市庁舎)|旧市街の中心観光スポット
ローテンブルク旧市街の中心に位置するのが、Marktplatz(マルクト広場)です。

多くのカフェやレストラン、お土産屋が周囲に立ち並ぶこの広場は、観光客が必ず立ち寄る定番スポットです。
歴史的な建物に囲まれたこの場所では、まるで中世の世界に迷い込んだかのような雰囲気を味わうことができます。
広場のシンボルとも言える建物が、Rathaus(市庁舎)です。
13世紀から16世紀にかけて建設されたこの建物は、ゴシック様式とルネサンス様式が融合した美しい外観が特徴です。
さらに、市庁舎の塔に登ることもでき、ローテンブルクの街並みを一望することができます。
急な階段を上る必要がありますが、塔の上から眺める赤い屋根の街並みは絶景です。

また、マルクト広場ではMeistertrunk(仕掛け時計)のショーも見逃せません。
毎日10時から22時の毎正時に動き出し、ビールを一気飲みして町を救った市長の伝説を再現しています。
カフェでゆったりと過ごしたり、仕掛け時計を見たり、市庁舎の塔に登ったりと、マルクト広場はローテンブルク観光の拠点として楽しめるスポットです!
St. Jakobskirche(聖ヤコブ教会)|歴史と芸術が融合した教会
旧市街を散策していると、ローテンブルクで最も重要な宗教施設のひとつであるSt. Jakobskirche(聖ヤコブ教会)が目に入ります。
14世紀から15世紀にかけて建設された歴史あるこの教会は、壮麗なゴシック様式の建築と、内部の美しい芸術作品で知られています。

特に有名なのが、リーメンシュナイダー作の「Heiligblut-Altar(聖血の祭壇)」です。
この祭壇には、イエス・キリストの血が入っているとされる聖遺物が収められており、多くの巡礼者が訪れる理由のひとつとなっています。
木彫りの彫刻は驚くほど精巧で、キリストの受難を描いた場面が細かく表現されています。
また、教会のステンドグラスも見どころのひとつです。
14世紀に作られたとされるこれらのステンドグラスは、光が差し込むと色鮮やかに輝き、幻想的な雰囲気を作り出します。
歴史と芸術が融合した聖ヤコブ教会は、にぎやかな広場とは対照的に、落ち着いた時間を過ごせる観光スポットとしておすすめです。
ローテンブルクの城壁 & 塔巡り|旧市街を一周できる散策ルート
ローテンブルクの魅力を最大限に楽しむ方法のひとつが、城壁の上を歩くことです。

ローテンブルクの旧市街は、今もほぼ完全な形で城壁に囲まれており、この城壁の上を歩いて町を一周することができます。
全長は約4kmで、途中にはいくつもの塔や門があり、まるで中世にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。
特に人気なのが「Röderturm(レーダー門)」や「Galgentor(ガルゲン門)」などの歴史的な塔です。
塔の上からはローテンブルクの美しいオレンジ色の屋根の街並みを一望することができます。
また、歩いていると城壁の内側にある可愛らしい木組みの家々や、外側に広がる田園風景も楽しめます。

途中には城壁修復に協力した寄付者の名前が刻まれたプレートが埋め込まれており、日本の企業や個人の名前も見つけることができます。
塔や門をくぐりながら進む散策ルートは、中世の城壁都市だったことを実感できる貴重な体験。
ローテンブルクの歴史を肌で感じながら、ぜひ散策してみてください!
Burggarten(城塞庭園)|観光の間にちょっと休憩
ローテンブルクの旧市街がある丘の西側に広がるのが、Burggarten(城塞庭園)です。
かつてここには城がありましたが、1356年の地震によって崩壊してしまいました。
その跡地が現在の美しい庭園となっています。

庭園内には、季節ごとに色とりどりの花が咲き、訪れる人々を癒してくれます。
また、庭園内にはフランケン地方の貴族の紋章が刻まれた記念碑や、ドイツ騎士団に関連する建造物の跡など、歴史的な要素も残されています。

また、城塞庭園は、ローテンブルクの街並みを一望できる絶好のスポットでもあります。
特に晴れた日には、タウバー川の渓谷や、オレンジ色の屋根が広がる旧市街の美しい景色を楽しむことができ、写真映えするスポットとしても人気があります。
観光の合間にのんびりと散歩したり、ベンチに座って一息ついたりと、リラックスできる場所です。
ローテンブルクの観光スポットを巡った後は、城塞庭園で静かな時間を過ごし、街の魅力をじっくりと味わってみてはいかがでしょうか?
Mittelalterliches Kriminalmuseum(中世犯罪博物館)|ダークな歴史好き必見の展示
ローテンブルクには、美しい街並みとは対照的な、少しダークな魅力を持つ博物館があります。
それが「Mittelalterliches Kriminalmuseum(中世犯罪博物館)」です。

ここでは、中世ヨーロッパにおける法律や刑罰の歴史を学ぶことができます。
館内には、当時実際に使われていた拷問器具や処刑道具、罪人を罰するための拘束具などが展示されており、かなりリアルな内容になっています。
例えば、「Eiserne Jungfrau(鉄の処女)」や「Schandmasken(恥のマスク)」といった、身の毛もよだつような拷問器具もあり、当時の司法制度がいかに厳しかったかを実感できます。
また、魔女狩りや異端審問に関する資料も豊富で、中世の迷信や権力構造について知ることができます。
見ていると少し怖くなる展示もありますが、当時の社会や法の仕組みを学ぶのにとても興味深い場所です。
ローテンブルクの歴史の暗い一面に触れてみたい方は、ぜひ訪れてみてください。
Deutsches Weihnachtsmuseum(ドイツクリスマス博物館) & Käthe Wohlfahrt(ケーテ・ヴォールファルト)|年中楽しめるクリスマス文化
ローテンブルクは、一年中クリスマスの雰囲気を楽しめる街としても知られています。
その象徴的な場所が、「Deutsches Weihnachtsmuseum(ドイツクリスマス博物館)」と、有名なクリスマスショップ「Käthe Wohlfahrt(ケーテ・ヴォールファルト)」です。
両者とも、ローテンブルクらしさを感じられるスポットとして外せません。

クリスマス博物館では、ドイツのクリスマスの歴史や伝統を学ぶことができます。
展示には、何世紀にもわたるクリスマスオーナメントや、昔のアドベントカレンダー、クラシックなクリスマスピラミッドなどが並び、まるで別世界に迷い込んだような気分になります。
また、サンタクロースの歴史や、ドイツ各地のクリスマスの習慣についても詳しく紹介されており、クリスマス文化に興味のある人にはたまらない場所です。
博物館のすぐ隣にある「Käthe Wohlfahrt(ケーテ・ヴォールファルト)」は、世界的に有名なクリスマス専門店です。
店内には、カラフルなクリスマスツリーのオーナメントや、くるみ割り人形、木製のオルゴールなど、心が躍るようなアイテムが所狭しと並んでいます。
一年中オープンしているので、訪れるたびにクリスマスのワクワク感を味わうことができます。

ローテンブルクを訪れた記念に、美しいオーナメントやお土産を探してみるのもおすすめです。
クリスマスが好きな方には、ぜひ足を運んでほしいスポットです。
Schneeball(シュネーバル)|ローテンブルクの伝統菓子
ローテンブルクを訪れたら、絶対に食べておきたい名物スイーツが「Schneeball(シュネーバル)」です。
ドイツ語で「雪玉」という意味を持つこのお菓子は、その名の通り丸い形をした揚げ菓子で、表面には砂糖やチョコレートがまぶされています。

シュネーバルの歴史は古く、約300年前からローテンブルク周辺で作られていた伝統菓子です。
もともとは結婚式やお祝いの席で食べられる特別なお菓子でしたが、現在ではローテンブルクのほぼすべてのパン屋やカフェで気軽に購入できます。
基本のシュネーバルは、シンプルな粉砂糖がまぶされたものですが、近年はチョコレートコーティングや、ナッツ、キャラメル、シナモンなど、さまざまなフレーバーが登場しています。
店によってはアルコール入りのものや、カスタードクリームを詰めたバージョンもあり、選ぶのが楽しくなります。

食べ方には少しコツが必要で、シュネーバルはそのままかじるとボロボロと崩れやすいため、手で軽く砕いてから食べるのがポイントです。
また、一つがかなり大きいので、シェアするのもおすすめです。
ローテンブルクを訪れたら、ぜひお気に入りのシュネーバルを見つけて、街歩きのお供にしてみてください!

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