ドイツのしょっぱいお菓子まとめ|定番スナック・人気の味と日本との違い

日本では「しょっぱいお菓子」といえば、せんべいやあられ、ポテトチップス、じゃがりこ、カール、さやえんどうなど、非常に多くの種類が思い浮かびます。
コンビニやスーパーに行けば、棚一面に塩味・醤油味・だし味など、味のバリエーションも豊富に並んでいます。

一方、ドイツで生活をしていると、「しょっぱいお菓子の選択肢が意外と少ない」と感じることがよくあります。
甘いお菓子(チョコレートやクッキー)は充実しているのに、塩味やしょっぱい系のスナックとなると、どうしても似たような顔ぶれになりがちです。

この記事では、ドイツのスーパーで実際によく見かける塩味やしょっぱい系のスナックの種類や特徴を、日本のお菓子文化と比較しながら紹介していきます。
ドイツ在住の方や、これからドイツに来る予定のある方にとって、「あるある」と感じてもらえる内容になれば嬉しいです。

この記事は、こんな人におすすめ!

・今後ドイツに長期滞在予定の方
・ドイツに旅行する予定のある方
・ドイツのスナック菓子に興味のある方

目次

ドイツのしょっぱいお菓子文化とは?日本との大きな違い

まず前提として、ドイツと日本では「お菓子」に対する位置づけがかなり違うと感じます。

日本では、お菓子は「間食」「気分転換」「小腹満たし」として日常的に食べられる存在です。
そのため、軽くつまめるスナック菓子の種類が非常に豊富で、味のバリエーションも豊富なのが特徴です。

一方のドイツでは、しょっぱい系のお菓子はどちらかというと、

  • ビールのおつまみ
  • パーティー用
  • ピクニックや集まりの際の軽食

といった、特定の場面において食べられる存在であることが多いような気がします。
そのためか、日本のように「毎日食べる前提」のスナック菓子文化はあまり発達していないように思えます。

結果として、ドイツのスーパーで売られているしょっぱいお菓子は、味やジャンルがかなり固定化されています。

ドイツには甘いお菓子が非常に多くあり、チョコレートやクッキー、ケーキなど、甘いものは至る所にあふれています。
街中のパン屋にも、シュトルーデルやベルリーナーといった砂糖をふんだんに使用した甘いパンやデザートが必ずあります。

しかし、しょっぱいお菓子となると…日本のように「いろんな味が楽しめる!」と感じることは少ないです。
特に、日本からドイツに来るとそのように思うことが多いでしょう。

ドイツで定番のしょっぱいお菓子①:パプリカ味のポテトチップスやスナック

ドイツのスナック菓子売り場で驚かされるのは、パプリカ味の圧倒的な存在感です!

日本においてポテトチップスなどのスナック菓子といえば、一般的には塩味が主流です。
その一方で、ドイツでは、スーパーマーケットのスナック菓子売り場に行くと、驚くほど多くのパプリカ味のスナックを見かけます!

どのブランドもパプリカ味を展開していて、塩味よりも目立つことさえあります。
ポテトチップスだけでなく、クラッカーやピーナッツ菓子でもパプリカ味が定番となっており、ドイツのスナック文化を象徴していると言っても過言ではありません。
代表的な商品としては、Funny-Frisch社が製造している「Chipsfrisch」やLorenz社が製造している「Crunchips」という名前のパプリカ味のポテトチップスが有名です。

パプリカ味のスナックは、ドイツにおいて非常に人気があり、その特有の味はドイツ人曰く一度食べるとやみつきになるほどだそうです。
他にも、ClarkysChioといったメーカーも同様にパプリカ味のスナックを展開しています。

では、なぜパプリカ味のお菓子がドイツでこんなに人気なのでしょうか。

その理由の一つは、ドイツ料理自体にあると言われています。
ドイツの伝統料理では、パプリカを使った料理が古くから親しまれており、ハンガリーや東欧の影響も受けてパプリカが普及したことが背景にあります。

その結果、スナックの味にもパプリカが自然と取り入れられるようになったようです。
甘辛さのバランスが良く、ビールにも合うため、ホームパーティーや映画のお供にぴったりなのです。

ちなみに、パプリカ味のお菓子の味や香りですが、生のパプリカのような青臭さや野菜感はありません
このパプリカ味は甘いパプリカパウダーを使っており、辛味はほとんどなく、マイルドでほんのり甘い味わいが特徴です。
そのため、生のパプリカが嫌いでも、パプリカ味のお菓子なら食べられるという方も多いのではないかと思います。

ドイツ博士

日本の「さやえんどう」というお菓子のような感覚かもね!

疑問ちゃん

確かに、私は生のさやえんどうはあまり好きじゃないけど、「さやえんどう」というスナック菓子なら大好きだわ!

ドイツで定番のしょっぱいお菓子②:プレッツェル型のお菓子

ドイツのプレッツェル(Brezel)は、パン生地をツイストさせて焼き上げた伝統的なパンですが、それを模したスナック菓子も非常に人気があります。
このスナックバージョンのプレッツェルは、カリカリに焼き上げた小さなサイズの塩味のスナックで、ビールとの相性も抜群です!

例えば、Lorenz社の「Saltletts」シリーズは、プレッツェルスナックの定番商品で、ドイツのほとんどのスーパーマーケットで手に入ります。
このプレッツェルスナックは軽く、サクサクした食感で、ほどよい塩加減と香ばしさが癖になります。
形が小さく食べやすいので、パーティーやビールのおつまみとしても人気が高いです。

また、単なる塩味に限らずチョコレートでコーティングされたものや、スティックタイプのものも販売されており、種類がいくつかあります。

ドイツ博士

ちなみに、パプリカ味はないみたいだよ(笑)

ドイツで定番のしょっぱいお菓子③:ナッツ類・ミックスナッツ

ドイツのスナック文化の中で忘れてはならないのがナッツの存在です。
ドイツのスーパーでしょっぱいお菓子コーナーを見ると、ナッツ類の占める割合が非常に高いことに気づきます。

  • 塩味のピーナッツ
  • アーモンド
  • カシューナッツ
  • ナッツミックス

これらは「お菓子」というより、完全にビールのおつまみ枠として扱われている印象です。
ナッツは栄養価が高く、食べ応えがあり、ドイツのビール文化にもぴったり合うため、多くの家庭やバーでスナックとして楽しまれています。

ただし、味付けはほぼ塩のみで、スパイス感は控えめ。
健康志向の人にとっては良い選択肢かもしれませんが、日本のお菓子のような「楽しさ」はあまり感じられません。

ドイツ博士

でも、カロリーが高いから食べ過ぎに要注意!

特に人気が高いのは、LorenzÜltjeといったメーカーが製造している塩味などのピーナッツです。
どちらもドイツのナッツスナック市場をリードするブランドで、シンプルな塩味のほかに、バーベキュー風味ハニーローストなどのフレーバーも展開しています。
また、ピーナッツにチョコレートキャラメルを加えた甘じょっぱいバージョンもあり、バリエーションは豊富です。

ナッツは一口サイズで手軽に食べられるため、映画を観る時やオフィスでの軽い間食としても利用されます。

日本のしょっぱいお菓子と比べて感じる物足りなさ

ここまでドイツのしょっぱいお菓子を見てきましたが、日本人としてどうしても感じてしまうのが、味の幅の狭さです。

日本では、同じ「ポテトチップス」でも、

  • だしの風味
  • 醤油や味噌
  • 海苔
  • バターやチーズ

といったように、細かい味の違いを楽しむ文化があります。
また、期間限定フレーバーや地域限定商品も多く、「今日はどれを食べようか」と選ぶ楽しさがあります。

それに対してドイツの塩味スナックは、
「塩」「パプリカ」「ナッツ」
この3つにほぼ集約されてしまう印象です。

もちろん、ドイツの人にとってはこれで十分なのかもしれませんが、日本のお菓子売り場を知っていると、どうしても「選択肢が少ない」「冒険しない味付けだな」と感じてしまいます。

ドイツでは「お菓子=ビールのお供」という位置づけ

ドイツのしょっぱい系スナックを理解するうえで重要なのが、ビール文化との結びつきです。

ドイツでは、しょっぱいお菓子は単体で楽しむものというより、

  • ビールを飲むとき
  • 人が集まるとき
  • パーティーやBBQ

といった場面で登場することが多く、「主役」ではなく脇役の存在です。

そのため、味付けもシンプルで、ビールの味を邪魔しないことが重視されているように感じます
実際、パプリカ味のポテトチップスや塩味ナッツは、ビールと一緒に食べると意外と悪くありません。

逆に言えば、日本のように「お菓子そのものを楽しむ」文化とは、そもそも方向性が違うのだと思います。

まとめ:ドイツのしょっぱいお菓子は「文化の違い」を楽しむもの

ドイツでは、甘いお菓子は豊富にあるが、しょっぱいお菓子のバリエーションは少ない
ドイツでは、パプリカ味のお菓子が定番である
ドイツでは、プレッツェルを模したスナック菓子やナッツも人気がある
・ドイツにおいてしょっぱい系のお菓子は、ビールと一緒に食べることを一つの前提として作られている

ドイツのしょっぱいお菓子は、日本と比べると種類も味もかなりシンプルです。
最初は物足りなさを感じるかもしれませんが、それは決して「質が低い」ということではなく、お菓子に求める役割の違いによるものだと思います。

日本
  • お菓子そのものを楽しむ
  • 味の多様性・工夫を重視
ドイツ
  • ビールや集まりの脇役
  • シンプルで分かりやすい味

こうした違いを理解したうえで見ると、ドイツのスナック売り場も少し違った目線で楽しめるようになります。
ドイツ生活の中で、「今日はパプリカ味でもいいか」と思える日が来たら、それはきっとドイツに馴染んできた証拠かもしれません。

ゆとり
ドイツ生活6年目のゆとりです。デュッセルドルフで2年半働き、現在は再度ミュンヘンで働いています。過去にミュンヘンで交換留学およびワーホリも体験しました。
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